概要
10月10日から12日にかけて、JETスタディツアーを開催しました。2013年、2014年のJETスタディツアーに続いて3年連続の開催となりますが、今回は会津地方を中心に、福島県の豊かな歴史、文化、そしてグルメの魅力を堪能しました。 ここでは、参加者によるツアーレポート及び感想を綴ったメッセージを掲載することとともに、今回のスタディツアーの詳細について紹介したいと思います。 |
ツアーダイジェスト(PDF版はこちら)
10月10日(土曜日)
初日、最初の目的地はJA片平倉庫です。JA郡山市の担当者さんから、米の全袋全量検査の説明を聞き、放射性物質の検査風景を見学させてもらいました。大きな倉庫いっぱいの米袋全てを検査することと、その基準の安全性について学び、参加者は関心するとともに福島県産米の安全性について理解を深めました。最後に参加者全員へ「ふくしまの米 あさか米」のプレゼントがあり、最初の見学地から参加者のテンションが急上昇しました。 【片平倉庫】
次の見学地は、同じく郡山市にある福島県農業総合センターです。福島県がモニタリング検査を通じて県産農産物の安全・安心を確保する仕組みと検査基準の詳細について勉強することができました。また、農業総合センターのスタッフが第一線で頑張っている姿を、スタディツアー参加者たちの目に焼き付けました。 【農業総合センター】
昼食は会津若松市へ移動し、鶴ヶ城会館で会津の有名なB級グルメ「ソースカツ丼」を食べました。参加者は皆、上手に箸を使い完食していました。昼食のあと、一行は赤べこの絵付け体験をし、個性溢れる「自分だけの赤べこ」を作りました。福島への応援メッセージを背中に背負った赤べこ、母国の国旗柄の赤べこ、サラリーマン風赤べこ・・・皆とても楽しそうでした。 【赤べこ絵付け体験】
赤べこが乾くのを待つ間、一行は鶴ヶ城を見学しました。観光ビューローのボランティアガイドさんに各所の説明を受けながら城の真下まで散策し、記念撮影タイムと散策・自由時間を取りました。天守閣まで登り、上から多くの参加者が手を振っていました。ここでもプレゼント(城姫シリーズ:鶴ヶ城のクリアファイル)をいただき、完成した赤べこと一緒に良いお土産になりました。 【鶴ヶ城】
初日の宿泊先は、喜多方グリーンツーリズムさんに手配していただいた『農家民泊』です。4~5人のグループに分かれ、迎えに来てくださった農家の方のお家に宿泊させてもらい、農業体験を行います。自家製の料理をいただき、翌日はオーガニックコットンの綿摘みや、トラクターを運転させてもらった参加者、柿を収穫しお土産にもらった参加者など、様々な経験ができました。 【農泊:小林】 【農泊:喜多倉】
10月11日(月曜日)
2日目、各農泊先で農業体験を終えた参加者達は、昨日の解散場所である喜多方グリーンツーリズムに集合しました。名残惜しそうに農泊先の方たちに手を振り、2日目最初の見学地である「大和川酒造」に向かいます。大和川酒造さんでは、震災後に立ち上がり「会津の電力を会津で作る」という目標で再生可能エネルギー(太陽光発電)に取り組む会社を作るまでの道程を聞きました。さらに、金賞を受賞したお酒「弥右衛門」をいただき、たっぷり試飲させていただいた参加者は、皆会津のお酒が好きになりました。 【大和川酒造】
2日目の昼食は、大内宿に移動し「高遠そば(ねぎ蕎麦)」をいただきました。伝統的な日本を感じられる大内宿に到着すると、日本家屋の茅葺の珍しさと景色の綺麗さで皆感動し、なかなか三澤屋さんに集合できませんでした。三連休ということもあり、人気店である三澤屋さんはとても混雑していました。箸の代わりに長ネギを使って蕎麦を食べる面白さに、たくさん写真を撮りながらの楽しい昼食となりました。 【大内宿】
食後は「そば道場」に移動し、そば打ち体験をしました。皆なかなか上手に出来ていたようで、良い経験になったと思います。自分で打った蕎麦はパックに包んでもらい、茹で方のメモもいただきました。また嬉しいお土産が増えました。
2日目の宿泊地は、東山温泉「新滝」です。立派な温泉宿で、初めて温泉に入る入る参加者もいて皆の期待が高まりました。 【東山温泉 新滝】
10月12日(月曜日:体育の日)
余程温泉が気に入ったのか、夜遅くまで露天風呂に入っている(そして早朝もまた入る)人、会津のお酒を遅くまで飲んで、参加者間の友好を深める人など、とても楽しい旅館での夜でした。
朝は、二日酔いと寝不足の参加者もいましたが、朝食会場で全員を確認でき、遅れることなく最初の見学地に出発しました。「末廣酒造」の蔵でお酒作りを見学し、参加者はまた試飲させてもらいました。そのまま“レトロな昭和が残る町”七日町通りの散策にうつり、絵ろうそくの色付け体験や着物(古着)を買ったり、新撰組の法被を着たり、模造刀をお土産に買ったり、思い思いの時間を過ごしました。3日目最後の昼食は、七日町通り近くにある「手打ちらーめん いさみ」で喜多方ラーメンをいただきました。会津地方の有名な味を堪能し、参加者皆満足していました。 【末廣酒造】 【七日町通り】
昼食後は、山道を登り柳津町の奥にある「西山地熱発電所」に向かいました。参加者たちは、福島県が展開する再生可能エネルギーの一つである地熱発電の仕組みについて学びました。その後、赤べこ発祥の地「福満虚空蔵薩円蔵寺」を散策しました。災難に“あわ”ないようにという柳津町の名物「あわ饅頭」は、人気があり過ぎたのか売り切れていて、全員は買えませんでした。3日間というと長く感じますが、あっという間に時間は過ぎ、「福満虚空蔵薩円蔵寺」をもっとゆっくり回りたかったというところで全ての行程が終了となりました。最後に記念撮影をし、帰路も災難にあわないよう、バスの中であわ饅頭を食べながら無事2泊3日のスタディーツアーを終えることができました。 【西山地熱発電所】 【福満虚空藏菩薩】
ご協力いただきました見学先の皆さま、たくさんのお土産をいただきありがとうございました。参加者にとって、スタディーツアーとして「福島を学ぶ」だけでなく、とても楽しく思い出に残る良い経験になったと思います。
参加者レポート
01: ルシアニ・トゥポウニュア さん (Luseane Tupouniua) (福島市在住) | ツアーレポート | ||
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02: チェイス・ライオンス さん (Chais Lyons) (いわき市在住) | ツアーレポート | ||
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03: キンバリー・キング さん (Kimberly King) (伊達市在住) | ツアーレポート | ||
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04: サラ・チェイニー さん (Sarah Chaney) (会津若松市在住) | ツアーレポート | ||
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05: ティファニー・クォック さん (Tiffany Kwok) (鮫川村在住) | ツアーレポート | ||
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06: クリス・ケンジ・オードー さん (Kris Odo) (いわき市在住) | ツアーレポート | ||
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07: フィオナ・スタンプ さん (Fiona Stamp) (福島市在住) | ツアーレポート | ||
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08: ブリン・ソーホーグ さん (Bryn Thorhaug) (郡山市在住) | ツアーレポート | ||
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09: オルガ・ネローニ さん (Olga Neroni) (南相馬市在住) | ツアーレポート | ||
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10: キット・ニュエン さん (Khiet Nguyen) (郡山市在住) | ツアーレポート | ||
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11: マシュー・キセル さん (Matthew Kissel) (南相馬市在住) | ツアーレポート | ||
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12: ロバート・ジェームズ・ヴィダル さん (Robert James Vidal) (福島市在住) | ツアーレポート | ||
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13: トーマス・アルタイズ さん (Thomas Artaiz) (郡山市在住) | ツアーレポート | ||
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