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2015年10月JETスタディツアー参加者レポート03

2015年10月ツアー参加者03名前: キンバリー・キング(アメリカ)

 2015年10月のスタディーツアーで会津地方を訪れました。会津の印象と言えば、福島における寒い地域で、山が多く、綺麗な景色や美味しい食べ物があります。最初に向かったのは食品や植物などの検査を行っている施設で、放射線のモニタリング検査で市場に出回っている食品の安全性を証明しています。

 その後は鶴ヶ城に移動し、かの有名なソースかつ丼を食べ、あかべこの絵付け体験を楽しみました。その後鶴ヶ城を見学しました。

 かつては多くの観光客や修学旅行中の生徒で賑わっていた鶴ヶ城ですが、2011年の震災で訪問客数が大きな打撃を受けました。それで観光業に携わっている会津地方の職人が頑張って、鶴ヶ城や周りの地域の魅力をPRし、観光客に呼びかけています。

 夜になるとグループに分かれ、農家民泊をしました。私が止まった農家の家族がさつまいもやほうれんそうなど、秋の食材を使った豪華な料理を作ってくれました。農家でコットンの栽培をしており、コットンの種抜き作業を体験しました。びっくりするほどの数の種が入っていました。手作業では中々大変でしたが、種を抜くための機械が一台しかなかったので頑張って皆でやってみました。楽しい、のんびりした時間を過ごさせていただきました。

 次の日は大和川酒造を訪問し、会津電力による取組みの説明を聞きました。2011年の震災から福島を「再生可能エネルギーの最先端の地」にしようと、たくさんの方が頑張っています。県内では太陽光発電パネルがたくさん設置されており、特に太陽光発電の導入が進められています。

 午後では大内宿を訪れ、有名なネギそばを食べてみました(箸ではなく、ネギを使って食べるそば)。ほとんどの人がネギを2、3回使ってみてからすぐ箸に戻りました。その後はそば打ち体験をし、大内宿のお店で店員と会津独自の民芸品などに温かく迎えられました。

 その日の夜に東山温泉で「新滝」というきれいな温泉旅館に泊まりました。夜から朝にかけて、とてもリラックスすることができました。新滝ほど素敵なホテルにまた泊まることができるか分かりません!
 その後末廣酒造を訪問し、お酒の造り方について学びました。簡単に言うとお米を米麹と酵母と混ぜて、しぼってから樽で貯蔵されます。あまり美味しいようには聞こえないかもしれませんが、美味しいお酒ができれば考えなくてもいいと思います。

 酒造の見学が終わり、次は七日町通りを散策しました。そこで絵ろうそくの絵付け体験をしました。一回間違えたら消せないので、はらはらしながら絵付けをやったのですが、楽しい経験になりました。

 いつも同僚から話を聞いているのですが、お昼にやっと福島の有名な喜多方ラーメンを食べることができました。ワンタンをついでによくラーメンの材料になるネギやチャーシューも入っていました。

 お昼を食べた後、柳津西山地熱発電所を見学し、福島の再生可能エネルギーの取り組みについてもっと学びました。ツアーの最後の訪問先はあかべこの発祥の地として知られている柳津にある円蔵寺でした。

 会津の景色がとてもきれいで、福島に英語の先生として配属されたことをとても嬉しく思います。福島県民が自分の故郷を誇りに思い、復興にむかって頑張っていることを世界に発信していきたいです。
キンバリー・キングさん 

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