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エントリーNo.26 組木屋えんどう

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印刷用ページを表示する 掲載日:2023年2月1日更新

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取組名:産学官連携による伝統芸能継承への貢献

・伝統技術や伝統芸能で培われたノウハウを活かし、環境にも配慮した商品の開発を進めています。

・文化財保護を資する技術の伝承と更新への寄与として、学校等で伝統技能を体感する授業を実施しています。
 2019年 富岡支援学校中学部 11回
 2022年 いわき支援学校高等部 7回

・特別支援の生徒さんに自立支援体験型学習の実施しています。 
 2021年 マイ箸づくり 
      サブタイトル:自分で作った箸で給食を食べる

取組のアピールポイント

伝統芸能で使用する道具を扱う中で、保存や修理には技術が求められます。
しかしどんなに素晴らしい技術を身につけても、文化に触れなければ知ることできない要素が沢山あります。だからこそ多くの方に触れてもらうきっかけ作りが必要なのです。
今はまだ卵であっても将来的に活躍する人材や継承者を育てるこの取り組みは、SDG'Sの17番目のゴール「パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献する活動です。
伝統芸能を知ることで総合的な学びを体感することができ、芸能が持つ魅力や心を揺さぶる力が相乗効果となり、人の心を育てる効果があります。また、この活動を継続することで、数年後第一線で活躍する人材が一人でもいれば大成功です。
そのために、生きる時間の先行投資をしています。また、伝統芸能だけではなくモノづくりでの授業を行う中で食育にも関わるトータルコーディネートをした取り組みをおこなっています。

取組を始めたきっかけ

教育委員会の担当者の方から、「話だけでも聞いてもらえないか?」との依頼。話を聞くと、多くの課題を抱えていたのです。
担当の方と話し合いを重ね、生徒のみなさんが楽しく学んでもらえる授業を行うことができ、廊下ですれ違うと鼻歌が伝統芸能で歌われる曲なんてこともありました。このことにより多くの発見や相互愛を目にすることができたのです。

取組を進める上での課題

今回このような事例を出しましたが、本当にこの活動や進め方が正しいのかがわかりません。しかし、生徒のみなさんが、またやりたいと言っていただけた時に再確認できるくらいです。
このことから、教育の場における出前講座の実施状況や成果、教育機関からの意向などに関する意見交換がしたいです。また、技術の向上を目指す観点からも伝統芸能(工芸)継承修理修復に関する知見や国宝など重要文化財修復技術や伝統芸能(工芸)継承に関する意見交換を民官問わず話し合いができればと考えています。  

今後の展望

事例を知っていただいたうえで、皆様のお話を聞かせていただき、新たな課題に取組みにチャレンジしていきたいです。
今後も、持続可能な経営と自社の成長を目指し、SDGsの理念である「誰一人取り残さないを誓う」を念頭に地域の伝統継承と地域振興に貢献していきます。

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