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エントリーNo.14 郡山医療生活協同組合

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印刷用ページを表示する 掲載日:2023年2月1日更新

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取組名:誰一人取り残さない「無料・低額診療事業」

生活保護基準には至らないまでも厳しい経済的事情にある方が、医療機関の受診を控えることがないよう、病院(桑野協立病院)独自の基準を設けて、該当者の医療費自己負担分を減免する事業です。(社会福祉法に基づく)
2019年10月からスタートし、2022年3月までにのべ116件の方が対象となり、外来受診、入院で医療サービスを提供しました。本人からの申請が基本ですが、地域住民や職員の「気づき」により、生活実態を把握して利用につながるケースもあります。

取組のアピールポイント

福島県総合計画にある将来の姿の「人」分野については、SDGsターゲット1「貧困をなくそう」に関連し、誰もが医療の基礎的なサービスを享受できる環境づくりに貢献します。
また「暮らし」分野では、SDGsターゲット3「すべての人に健康と福祉を」に対して、一人でも多くの人が安心して必要な医療が受けられる裾野を広げることに貢献できるとものと考えます。

取組を始めたきっかけ

経済的事情により必要な医療であっても受診を控えてしまい、健康を維持できない。
そういった地域住民の事例や、無保険を背景に病院の受診を我慢してしまい、手遅れで死亡に至ってしまう事例もありました。
そういった方たちを一人でも減らしていきたいです。SDGsの「誰一人取り残さない」に大きく共感しています。

取組を進める上での課題

「無料・低額診療事業」はまだまだ知られていません。
福島県内では14の医療機関が取り組んでいますが、広く事業を知らせ、必要な人が必要なタイミングで利用できる仕組みが欲しいと思っています。
地域をはじめ、行政や他団体にも知って頂き、対象者に届けていきたいと考えています。

今後の展望

地域の人々や職員ひとり一人が相談窓口になれるよう学習し、アンテナを張って「気づく力」を高める。
また、行政、他団体、地域住民との連携を深めて、広く相談にのることができる体制を構築していきます。

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