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看護部門の紹介
看護部理念
「病院に関わるすべての人が笑顔になる看護」
Empowerment
力を与えられ自信をもつことができる。
自己決定や自己実現が出来る。
自分らしく生きる。
Go forward
前に進む。
前向きに考える。
Active
能動的・積極的に行動する。
Open
地域に開かれ貢献できる病院にする。
心理的安全性が保たれた職場環境をつくる。
看護部方針
1.患者さんの生命の尊厳と人権を守り、ニーズに応じた看護を提供します。
2.患者さんを全人的に捉え、個人を尊重し、温かみのある看護を提供します。
3.安全で安心できる療養環境を作り、治療意欲を高める看護を提供します。
4.チーム医療を推進し、多部門・機関と綿密な連携を図り、効果的な医療を提供します。
5.地域・社会が求める医療・看護水準に応じるため、常に向上心を持ち自己研鑽に努め、質の高い看護を提供します。
6.県立病院の使命を認識し、住民のニーズに応えた看護を提供します。
看護部目標
- 人間性豊かで思いやりの心を持った看護師を目指し患者さん・家族が大切にされたと感じられる看護を提供する。
- 新しい環境の中で、安全で安心できる最善の療養環境を提供する。
- チーム医療の中で看護の役割を自覚し他職種連携を強化する。
- 各個人がコスト意識を持ち、看護業務の効率化と改善に取り組む。
- 看護水準を向上させるため、能動的に自己研鑽・自己啓発に励む。
看護部長挨拶
令和4年10月17日(月曜日)に「福島県立矢吹病院」から「福島県立ふくしま医療センターこころの杜(もり)」としてリニューアルオープン致しました。令和6年3月には外構・造成工事も終了し、その間、来院された患者様・ご家族様・病院関係者様には、ご不便とご迷惑をおかけいたしました。
「こころの杜」とは、樹木につつまれ、木漏れ日を希望の光ととらえ、清らかな安心できる場所とし、そこには多くの人が集い連携・協力のもと、明るく、開放的な治療環境、患者様に寄り添う姿をイメージしております。
福島県で唯一の公的精神科病院として、先進的で専門的な医療の提供を目標に、日々精進してまいりたいと考えております。
看護部では、看護部スタッフ全員が、看護部理念にもあるように、「病院にかかわるすべての人が笑顔になる」よう専門職として・人として、役割・立場を考え、看護の質向上に取り組んでまいります。
教育体制
看護部教育委員会
院内に看護部の教育委員会を組織して、企画・運営・管理している。
教育委員会は各部署の師長および専門看護技師(副師長)主任看護技師などで構成されており、新人看護師研修、プリセプターシップ、継続看護教育(クリニカルラダー)など年間計画を作成しスタッフへ提示している。また、月毎にも院内研修予定表を作成し周知している。
こころの杜 看護部教育体制について
現在当院の看護部教育体制は、県立病院看護部教育実施要領に基づき展開されています。平成28年4月より県立病院3病院統一されたクリニカルラダーを導入され、引き続き臨床実践能力の向上を目指しています。
また、保健師助産師看護師法改正により看護職の臨床研修等が努力義務化されていることから、専門職として看護を実践するために必要な知識、技術、態度の向上を促すための支援をし、看護の資質向上を目指し、さらに、看護部のみならず病院スタッフ全員が取り組んでいけるような教育体系の構築を検討していきたいと考えています。
- 教育理念
こころの杜の基本理念に基づき、患者、家族に質の高い看護サービスを提供すると共に、県民に信頼される精神科看護の専門性を発揮できる職員を育成する。 - 教育目的
こころの杜看護部理念を理解し、専門職として看護を実践するために必要な能力を身につけ提供する。 - 教育目標
1)臨床経験と役割に応じた、実践・教育・管理に必要な知識・技術・態度を備えた職員を育成する。
2)理論と実践を統合し、精神科看護において質の高いケアを提供する組織およびリーダーを育成する。
3)実践に役立つ看護研究活動を支援すると共に、教育・研究機関と有機的な関係を推進する。 - 教育の実際
教育の実際は、福島医療センターこころの杜病院教育研修体系をもって行う。
クリニカルラダーシステムとは
看護師としての基本的・専門的な知識、技術を、はしご(ラダー)を昇るように段階を踏みながら学べるシステムのこと。看護師個々の臨床実践能力や意欲に焦点をあて、その成長を支援していくシステムです。
学びの主体はあなた自身です。自分のキャリアをどのようにつくっていくかイメージしながら、臨床看護の実践能力を高めていきましょう。
クリニカルラダーシステムのねらい
- 臨床実践能力を評価し、意欲向上への動機づけとする
- 個々の看護師のキャリア開発を支援する
- 看護師の自律性を育てる
- 教育的サポートの基準とする
県立病院看護部の理念
県民によりそい地域医療に貢献します。
基本方針
- 県職員としての役割を認識し県民の健康に寄与します。
- 地域が必要とする安心・安全な看護を提供します。
- 自施設の役割を認識し組織の一員として行動します。
- 常に現状を振り返り質の高い看護を実践します。
- 常に学び専門職としての自己研鑽に努めます。
クリニカルラダーの基本構造(キャリアパス)
認定看護師
感染管理認定看護師:大津久美
感染管理認定看護師として、介護施設、在宅ケアなどに関わるすべての人々を感染から守るための仕事をしています。矢吹病院は精神科単科の病院であり、感染対策を推進していく上で様々な特徴があります。現状分析を行い、可能な範囲内で行える最善の感染対策を立案し、関わっているすべての人々が適切に実践できるよう日々活動しています。
また、施設外活動として県南保健福祉事務所や県南地方の施設の皆さんを対象とした感染対策研修を行ったり、電話相談に応じたりしています。
今後も矢吹病院の感染対策の推進とともに、地域の皆さんに貢献できる活動をしていきたいと考えています。よろしくお願い致します。
精神科看護認定看護師(精神科薬物療法):高橋真貴子
患者様が安心して服薬を継続する環境を整え、早期に地域で生活を送ることができるよう支援することを目的に活動しています。よろしくお願い致します。
精神科看護認定看護師:野中重徳
精神科認定看護師は平成27年度に制度が改正され、専攻領域が統合されました。対象者の高齢化、疾患の多様化、社会資源の活用など様々な状況の変化に柔軟に対応し、根拠に基づいた質の高い看護が実践できるよう活動していきたいと思います。よろしくお願いします。
認知症看護認定看護師:矢野正文
2019年より認知症看護認定看護師の認定を受けました。認知症の方の意思尊重と権利擁護を行うこと、実践・指導・相談を通して認知症の方に適切なケアを提供していくこと、生活・療養環境を調整していくことが認知症看護認定看護師の役割です。院内外問わずにさまざまな人々と連携しながら認知症の方々をはじめ、その周囲の方々が安心して生活できるように活動していきたいと思います。よろしくお願いいたします。