うつ病や自殺から守るために私たちにできること(13)
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
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4.ふだんの生活のなかで ~ その4.年だからしかたがない? [高齢者のこころ]
「うちのおばあちゃん、足が悪いからって外に出たがらないんです」
高齢になると、体の不調が身にこたえやすく、孤独を感じやすいものです。
それだけうつ病や自殺のリスクも高くなります。
また、うつ病のために、実際以上に衰えたように見えたり、認知症のように見えてしまうこともあります。
「こんなこともできなくなったの?」と思うと、周りも不安になります。
でも、過去と比べるのではなく、今の時間を大切にしてあげたいものです。
ゆっくりペースでも「今できていること」に目を向けましょう。
心配なことは介護の窓口などでも相談できます。
高齢者のうつ病の背景
・心身の衰え(移動の不自由など)
・持病がつらい(慢性の痛み、脳梗塞や心臓の病気など)
・身近な人が亡くなる
介護者のストレスも忘れてはいけません。
いろいろな制度を利用するなどして、うまく息抜きできるように心がけましょう。
「うつ病を治療すれば、できなかったことができるようになることもあります」