知事が第14回イクボス面談を実施しました
知事が第14回目のイクボス面談を実施しました
令和4年7月20日(水曜日)、内堀知事が第14回目のイクボス面談※1 を実施しました。
※1 イクボスとは、職場でともに働く部下・スタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、
組織の業績も上げつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司を指します。
※1 知事のイクボス面談は、育児や介護など家庭生活に関わる必要のある職員に対して、育児参加等への意識付けを図るとともに、所属上司に
職場の協力を促すことで、育児や介護に関する休暇や休業を取得しやすい環境づくりを進めるために実施しています。
面談に先立ち、内堀知事から令和3年度の男性職員の育児休業取得率について発表がありました。
今回の知事のイクボス面談は、これまでに育児休業を取得した男性職員2名、育児休業の取得対象となる子どもを持つ男性職員
1名、それぞれの上司を対象に、育児休業の体験談や今後の家庭生活や育児休業の取得に対する考えに関して意見交換を行いました。
【出席者】 内堀知事
男性職員A(子2名)、上司a(女性職員) … 本庁
男性職員B(子1名)、上司b(男性職員) … 本庁
男性職員C(子3名)、上司c(男性職員) … 出先機関 計6名
○ 育児休業を2回取得した男性職員Aからは、
「夫婦で(育児を)乗り越えるという考え方を共有できたことは良かったと考えている。」
「育児休業を取得した先輩が増えてきたので、それにより、後輩が育児休業について考えるきっかけになっていると思うし、
そういった環境が整ってきているように感じる。」
等の意見があり、内堀知事からは
「イクボス面談に参加した皆さんには、後輩たちに自分の経験を語っていって欲しいと思います。」
等の話がありました。上司aからは、
「自分の実体験として、管理職で同じ職場になった若手職員は、期間の長短はあるものの全員育児休業を取得しており、
男性が育児休業を取得することがほとんど当たり前になってきていて、意識の変化を感じる。」
という話がありました。
○ 過去にイクボス面談を受け、実際に育児休業を取得した男性職員Bからは、
「妻の(育児休業の)復帰に合わせて、交替する形で半年間、育児休業を取得した。」
「(普段)家事をしていない方が、急に育児休業を取得しようとしても踏ん切りがつかないと思うので、普段から
家事を行うべきだと思う。」
等の意見があり、内堀知事からは
「前回のイクボス面談の時には、6か月間という男性としては比較的長期の育児休業について不安だと話していたと
思うけど、実際はどうでしたか。」
との投げかけがあり、男性職員Bは
「心配していたことは全くありませんでした。ただ、平日でも、(児童館などに)子どもと外出すると、父親と来て
いる子どももいましたが、まだまだ少数派だと感じました。」
等の話がありました。上司bからは、育児休業終了後のスムーズな職場復帰に関して、
「仕事・子育て両立プランを活用しながら、育児休業中の業務の割り振りなどをシミュレーションしていた。」
「復帰後も、お子さんの急な病気などにも対応できるよう、日々、データ等を共有して、急な休みにも対応できる
ようにしている」
という話がありました。
○ 現在、育児休業の取得予定のない男性職員Cからは、
「各種休暇を活用したが、収入面なども考えて育児休業は取得しなかった。」
「ただし、今後、妻や子どもの病気などがあった場合には、育児休業の取得も検討したい。」
等の意見があり、内堀知事からは
「それぞれにいろいろな事情があると思う。」
「男性職員の育児休業100%という高い目標を掲げているが、当然、強制ではなく、引き続き、育児休業を取り
やすい環境整備を進めます。」
等の話がありました。上司cからは、
「自分の時もこのような(育児休業を取得しやすい)雰囲気になっていれば良かったなと思う。」
「職員それぞれに、いろいろな選択肢があるので、本人の意思は尊重した上で、子どもの病気や学校行事などの際に、
業務を心配しなくてもよいようにバックアップしていきたい。」
という話がありました。
子どもを持つ男性職員とその上司との意見交換
○ 最後に知事から
「時代は変わっていくものであり、育休を取得しやすい環境へ"シンカ"させていくことが大切。
それぞれのご苦労や課題なども教えてもらい、響くものがあった。今日の話を参考にしながら取組を進めていく。」
という話がありました。