知事が第12回イクボス面談を実施しました
知事が第12回目のイクボス面談(アフター面談)を実施しました
令和3年10月15日(金曜日)、内堀知事が第12回目のイクボス面談※1 を実施しました。
※1 イクボスとは、職場でともに働く部下・スタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、
組織の業績も上げつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司を指します。
※1 知事のイクボス面談は、育児や介護など家庭生活に関わる必要のある職員に対して、育児参加等への意識付けを図るとともに、所属上司に
職場の協力を促すことで、育児や介護に関する休暇や休業を取得しやすい環境づくりを進めるために実施しています。
冒頭、内堀知事から「男性職員の育児休業取得率100%※2 という高い目標を達成するためには、男性職員の育児休業
(以下、育休 という。)が夏期休暇と同じように『当たり前』に取得でき、休業中は『お互いに支える』という意識を県庁
に定着させ、育休取得に係る職場や仕事への不安を払拭する必要がある。」という話があり、全職員向けに以下の
メッセージを送りました。
※2 令和3年3月に改定した福島県職員男女共同参画推進行動計画に掲げる目標
知事の男性育休取得率100%メッセージ メッセージを送る内堀知事
今回の知事のイクボス面談は、 「男性育休取得率100%」の達成に向けて、これまでに育休を取得した男性職員等
の体験の共有を通じて庁内の意識や理解の更なる深化を図るため、過去に内堀知事とイクボス面談を行い、実際に
育休を取得した男性職員2名とその配偶者、当時の上司から取得当時の状況などについて意見交換を行うアフター
面談を初めて実施しました。
● 出席者 内堀知事
男性職員(育休期間:2週間)、配偶者、当時の上司
男性職員(育休期間:1ヶ月)、配偶者、当時の上司 計7名
○ 育休を取得した男性職員との意見交換では、育児休業取得中の家庭体験談について、
「“子どもが初めて声を出して笑った瞬間”など、子どもの初めての瞬間に立ち会えた。」
「子どもを育てていくということの大変さ、また妻の負担の大きさを感じた。」
等の話があり、内堀知事からはミルクや寝かしつけなどご自身の体験談等を交えながら労いの言葉がありました。
○ 男性職員の配偶者からは、
「生まれた子と上の子の世話をひとりで行う状況で、上のこのケアが十分にできないことに悩み自信を無くしていた
ときだったので、夫が育休をとって分担して2人の子どもの世話ができたことがとても助かった。」
「夫は夜も遅いことが多かったので、たっぷりと家族の時間を過ごせたのが何より思い出になった。ずっと家で育児
をしていると辛くなることもあるが、育児を二人三脚で一緒にやれて、ひとりの時間をつくってもらえたのがありがた
かった。」
との感想があり、内堀知事からは
「ひとりの子育ては大変でちょっとブルーになることは絶対にある。そうしたときに2人で協力できれば、育児の負担
も心の負担も半分になる。」
「これから子どもが生まれる職員には、まずは短い期間でもいいので育休を取ってほしい。そして、実際に取ってみ
ると、育児に慣れた頃には仕事に戻ることになるので、徐々にでも(男性職員の)育休期間を伸ばせるような環境を
整えていくことが大事だと思う。」
という話がありました。
○ 当時の上司からは、育休中の職場の状況について、
「育休で不在となると逆に“みんなでやらなきゃ”という意識が生まれて団結力が強まり、管理職を含め積極的に
業務に関わるようになり、チームとして、特定のひとりに負担がかかることなく仕事ができた。」
という話があり、育休を取得した男性職員からは、
「職場の方々の配慮があり、育休取得前に心配していた“自分がいないことによる仕事の支障”は全くなかった。」
内堀知事からは、
「皆さんは男性育休のトップランナーなので心配があって当然。しかし、男性職員も育休を取って当たり前、むしろ
取らないと“どうしたの?”、“取らなくていいの?”と周りから心配されるくらいに変えていきたい。」
との話しがありました。
育児休業を取得した男性職員と配偶者等との意見交換 男性育休が当たり前となる県庁に向けて
○ 最後に知事から
「男性育休が当たり前になるよう本当に変えていきたい。本日伺った皆さんの体験を庁内に発信し、職員の皆さん
が見て“県庁が変わりつつある・変わっていく”と感じてもらうことも、まさに『ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま』の
ひとつ。引き続き、皆さんの力を借りて取り組んでいきたい。」