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プラントパラメータ

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年12月5日更新

 東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の免震重要棟集中監視室等にて、現地駐在職員が自らプラントパラメータを日々記録し、プラントの状態を確認しています。

 令和6年12月以降のプラントパラメータのデータについては、東京電力ホールディングス株式会社のホームページをご覧ください。

主要プラントパラメータグラフ(至近30日のデータ)

原子炉圧力容器内温度

 原子炉圧力容器は核燃料や炉内構造物を収める円柱形の鋼鉄の容器で、1~3号機では、炉心にあった核燃料が溶融し、圧力容器底部や格納容器に溶け落ちていることから、福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画(以下、実施計画)では、原子炉圧力容器底部温度が80度以下であることが求められています。そのため、常時、冷却水を注入して冷却しています。

001 1号機RPV温度

002 2号機RPV温度

003 3号機RPV温度

原子炉格納容器内温度

 原子炉格納容器は事故時の放射性物質放出に対する障壁の一つで、事故時に燃料の一部が原子炉格納容器に溶け落ちていることを考慮し、全体的に著しい温度上昇傾向がないことを確認しています。

004 1号機PCV温度

005 2号機PCV温度

006 3号機PCV温度

※低下傾向を示していた3号機原子炉格納容器内の温度計(格納容器空調機戻り空気温度TE-16-114A)は故障と判断され、令和4年7月1日から他の温度計(TE-16-002)を使用しています。

原子炉格納容器内キセノン濃度

 核燃料であるウランが核分裂する際にキセノンが発生することから、定常的に核分裂が発生していないことを確認する指標として原子炉格納容器内のキセノン濃度を監視しています。実施計画では1ベクレル/立方センチメートル以下であることが求められています。なお、1号機のキセノン濃度については、モニタの感度が高いことからウランの自発核分裂による低いレベルのキセノンが検出されています。

007 1号機キセノン濃度

008 2号機キセノン濃度

009 3号機キセノン濃度

原子炉格納容器内水素濃度

 燃料デブリ等の強い放射線により冷却水の一部が分解されて水素が発生します。水素爆発の発生を防止するため、原子炉格納容器内に窒素を注入するとともに、水素濃度の監視も行っています。実施計画では格納容器内水素濃度が2.5vol%以下になるように求められています。

010 1号機水素濃度

011 2号機水素濃度

012 3号機水素濃度

 

使用済燃料プール水温度

 原子炉建屋最上階に位置する使用済燃料プール水温を示しています。1号機には292体、2号機には587体の使用済燃料が保管されています。なお、3号機については令和3年2月に使用済燃料プールからの燃料搬出が完了しています。
 使用済燃料から発生する熱を除去するため使用済燃料プールの水は常時循環冷却されており、制限値は1号機が60度、2号機から3号機が65度となっています。

013 1号機プール温度

014 2号機水素濃度

 

※計器の点検等により一部データが欠測している場合があります。

※原子炉圧力容器内温度、原子炉格納容器内温度、使用済燃料プール水温度は気温の変動により指示値に若干の変動があります。

※使用済燃料プール水温度は冷却系の点検・停止等により、温度の変動がある場合がありますが、制限値を満足するように管理されています。

※3号機及び4号機の使用済燃料プールからの全燃料取出しが完了しているため、3号機、4号機使用済燃料プール水温度は監視対象外となっています。

※2号機使用済燃料プール水温度については、令和6年8月10日~19日の期間は、スキマサージタンク水位低下に伴う使用済燃料プール冷却系一次系ポンプの停止により欠測となっております。令和6年8月20日~11月25日の期間は、使用済燃料プール水温度の予測評価値を記載しております。令和6年11月26日からは、使用済燃料プール冷却系一時系ポンプ起動により、一時系ポンプ吸込温度計の測定値を記載しております。

詳細プラントパラメータ

 詳細プラントパラメータについては、活動報告書を御覧下さい。

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