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平成30年度第6回廃炉安全確保県民会議

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月7日更新

開催結果

平成30年度第6回廃炉安全確保県民会議

  平成31年1月24日、平成30年度第6回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。

 会場の様子その1 会議の様子その2

概要

 東京電力から廃炉に向けた取組の進捗状況等について説明を受け、質疑を行いました。主な発言等は以下のとおりです。

(使用済燃料プールからの燃料取り出し作業)
 東京電力から各号機ごとの取組の進捗状況について説明がありました。
 3号機燃料取扱設備については、昨年3月の試運転開始以降、複数の不具合が発生したことから、安全点検や品質管理確認を行い、安全を最優先に今年3月末の燃料取り出し開始を目標に、「不具合対策の検証」、「復旧後の機能確認」、「燃料取り出し訓練」を実施していく旨の説明を受けました。 
 構成員から、使用済燃料プールから輸送容器を外に出す際に表面に付着した放射性物質が漏れ出すことはないのかとの質問があり、格納容器については、プールから外に出す際には表面を洗浄して放射性物質を取りのぞくとの回答がありました。

(燃料デブリの取り出しに向けた作業)
 東京電力から各号機ごとの格納容器の内部調査の進捗状況について説明がありました。
 1号機では、潜水機能付きボートを用いた格納容器内部調査を2019年度上期に実施し、底部にある堆積物の少量サンプリングを行う計画である旨の説明がありました。
 また、2号機では、格納容器内部にある堆積物に機械的な力を加えて動きを確認する調査を今年2月に行うとともに、2019年度下期にはアーム型の装置を用いた内部調査を行い、底部の堆積物を少量サンプリングする計画である旨の説明がありました。
 構成員から、燃料デブリの取り出しにより再び放射性物質が飛散することのないよう求める意見が出され、東京電力からは、燃料デブリの取り出しに当たっては飛散防止対策やモニタリングを行っていくとの説明がありました。

(汚染水対策)
 汚染水対策については、多核種除去設備で処理した水の貯蔵状況や性状、汚染水処理の経緯を紹介したポータルサイトの開設や、滞留水から放射性物質を除去するための3つ目のセシウム吸着装置の運用などについて説明がありました。 

(その他の取組)
 その他の取組として、近い将来に発生する可能性のある千島海溝地震に伴う津波に対応する防潮堤の設置計画などについて説明がありました。

(労働環境の改善)
 作業員数の推移や地元雇用率、被ばく線量の状況、労働環境の改善に向けて実施したアンケートの結果概要などの説明がありました。

 議長まとめ

  • 3号機使用済燃料の取り出しに当たっては、再びトラブルが発生しないよう対応していただきたい。
  • 作業員の通勤状況について、わかるのであれば、会議の場で報告していただきたい。
  • 地元企業を活用し、地域の活性化に繋げていただきたい。
  • ダスト飛散については関心が高いので慎重に進めていただきたい。

動画

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