福島県に関する重要な出来事について、知事からのコメントを掲載しています。
アブドゥライ・ジムデ博士、DNDiの皆さん、「野口英世アフリカ賞」の受賞、誠におめでとうございます。
皆さんは、福島県が世界に誇る医学者、野口英世博士と同じ志を胸に、アフリカにおける医療活動や医学研究を通して、アフリカの人々、ひいては人類全体の保健・福祉の向上に大きく貢献されました。これまで積み重ねてこられた御努力に対し、深く敬意を表します。
今後、受賞者の皆さんが本県を訪問される機会がございましたら、福島県民一同、心から歓迎いたしますとともに、野口英世博士を育んだ故郷、福島の様々な魅力を感じていただきたいと考えております。
皆さんの今後ますますの御活躍を心からお祈りしております。
本日、国の全閣僚による推進会議において、「福島県内除去土壌等の県外最終処分の実現に向けた再生利用等の推進に関する基本方針」が決定されました。
除去土壌等の県外最終処分の実現に向け、政府一丸となって取り組むための重要な方針が示されたものと受け止めています。
一方で、約束の2045年3月までに残された期間は20年しかありません。
国においては、県外最終処分の確実な実施に向け、今回示された基本方針を踏まえ、政府一丸となって取組を更に加速させるとともに、最後まで責任を持って対応していただきたい。
本日、「東日本大震災復興加速化のための第14次提言」が、自民党及び公明党の東日本大震災復興加速化本部から、石破茂総理大臣に手交されました。
第2期復興・創生期間後の財源確保を始め、この提言に盛り込まれた一つ一つの事項は、福島の復興・再生にとって極めて重要なものであり、いまだ多くの困難な課題を抱えている本県の実情や思いを丁寧に反映いただいたものと受け止めております。
原子力災害の影響は現在進行形で続いており、福島の復興・再生には、今後も長く厳しい戦いが続きます。復興の進捗に伴い、新たな課題やニーズへの対応なども生じている中、次の5年間は、これまで以上に力強い取組が必要となる極めて重要な期間となります。引き続き、本提言を踏まえ、政府・与党が一体となり、福島の復興・再生に最後まで責任を持って取り組んでいただくようお願いします。
本日、「「第2期復興・創生期間」以降の東日本大震災からの復興の基本方針」が閣議決定されました。
新たな基本方針の策定に当たっては、県や市町村の意見を丁寧に聞き取っていただき、今後、復興を進める上で必要となる取組を盛り込んでいただきました。
また、事業規模及び財源については、次の5年間で1.9兆円程度とし、そのうち福島については1.6兆円程度と、今の5年間を大きく上回る額を確保していただくなど、石破総理大臣、伊藤復興大臣を始め、政府及び関係の皆さんには、本県が訴え続けてきた福島の実情や切実な思いを、しっかりと理解していただいたものと受け止めております。
国においては、新たな基本方針に基づき、引き続き、現場主義を徹底し、地域の声を丁寧に聞きながら、令和8年度予算はもとより、その後も切れ目なく安心感を持って復興への挑戦を続けていくために必要となる財源や、復興を支える制度を確実に確保していただくようお願いします。
県といたしましても、国や市町村等との連携を密にしながら、福島の復興・再生を着実に進めてまいります。
本日、猪苗代湖のラムサール条約湿地登録が発表されました。
これは、会津若松市や郡山市、猪苗代町を始め、多くの方々が力を合わせ、猪苗代湖の自然環境と美しい景観を守るために取り組んでこられた御努力の賜であり、その価値が国際的にも高く評価されたことを、大変うれしく思います。
優れた自然環境を有する猪苗代湖には、多様な動植物が存在し、コハクチョウ等の貴重な越冬地にもなっています。
今回の登録は、そうした猪苗代湖の自然環境に対する保全意識の更なる醸成はもとより、国際的な認知度向上による来訪者の増加や学校教育、生涯学習の場としての活用など、地域の更なる活性化につながるものと期待しています。
引き続き、本県にとってかけがえのない財産である猪苗代湖の美しさ、豊かさを、未来にしっかりと引き継いでいけるよう、地元自治体や関係団体の皆さんと共に力を合わせ、取り組んでまいります。
夏の高校野球県大会、 4 年連続 20回目の 優勝、誠におめでとうございます。
選手の皆さんが夢に向かって挑戦を続ける姿は、復興に向けて歩みを続ける県民に多くの感動と勇気を届けてくれました。
甲子園では、福島県代表としての誇りと支えてくれた方々への感謝の思いを胸に、これまでの練習の成果を存分に発揮し、憧れの舞台で躍動されることを期待しています。
カムチャツカ半島付近で発生した地震により福島県を含め太平洋沿岸部に津波警報が発表されています。
沿岸部にいらっしゃる皆さんは、速やかに高台へ避難し、命を守るための行動をお願いします。
避難の際は安全に注意して、何よりも御自身の命を守る行動をとってください。
その他の皆さんも、沿岸部には決して近づかないでください。
また、報道各位におかれては、気象庁や自治体が発表する情報を適時適切に発信していただくなど、県民の皆さんの安全確保に御協力くださるようお願いいたします。
市町村や関係機関の皆さんにおかれては、御自身の安全に十分配慮の上、避難誘導や情報収集に当たってください。
カムチャツカ半島付近で発生した地震により福島県を含め太平洋沿岸部に津波警報が発表されております。
津波は何度も繰り返し押し寄せます、沿岸部には決して近づかないでください。
津波警報が発表される中、避難場所が高台などの屋外や車の中が多くなっています。普段以上に熱中症に注意してください。
こまめに水分や塩分を摂ること、屋外の場合は涼しい服装で、日陰を選ぶなど、暑さを避けて避難してください。
特に車の中にとどまる場合は、風通しの良い場所に駐車すること、お子さんを1人にしないことに注意してください。
体調が悪くなった場合は、ためらわずに119番通報をしてください。
市町村や関係機関の皆さんにおかれては、御自身の安全に十分配慮の上、避難されている方々の体調に十分に留意し、対応されるようお願いします。
尚志高校サッカー部の皆さん、5大会振りの3位入賞、誠におめでとうございます。
地元福島で開催されたインターハイにおいて、惜しくも決勝進出は逃したものの、最後まで粘り強く戦い、持てる力を存分に発揮した皆さんの活躍は、復興に向けて挑戦を続ける私たち福島県民に、たくさんの勇気と元気、そして感動を届けてくれました。
全国の強豪校と繰り広げた一戦一戦の経験を糧に、今後ますます活躍されることを心から期待しております。