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知事記者会見 令和7年3月31日(月曜日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年4月15日更新

【質問事項】

1 いわきFCの新スタジアムについて

【記者】
 先週、いわきFCがスタジアムの建設候補地として、小名浜港の県有地を選んだと発表しました。県有地に対する県のスタンスやプロスポーツ振興に対する期待感について伺います。
【知事】
 いわきFCにおいては、試合の平均入場者数が年々増加しており、スタジアムが満員となる日も少なくありません。
 こうした中で、新しいスタジアムが建設されることは、地域のにぎわいづくりに大きく寄与するものと考えています。
 県では、現在、県有地の利用について相談を受けているところであり、調整を進めてまいります。

2 プレDCの開催について

【記者】
 明日から、プレDCの期間が始まります。
 4月から6月の3か月間で1,500万人の観光誘客を目標に掲げていると思いますが、改めてこれからの観光誘客の取組やプレDC期間に期待することを伺います。
【知事】
 令和8年春のふくしまデスティネーションキャンペーン本番に先駆け、いよいよ明日からプレDCがスタートします。今週土曜日には、郡山駅においてオープニングセレモニーを開催します。
 プレDCでは、本県の食の魅力を体感する発酵ツーリズムや世界で唯一無二の学びの旅であるホープツーリズムなど、本県ならではのコンテンツを積極的に展開してまいります。
 福島県の独自企画としては、県内の花の名所を巡る「花の王国ふくしま フラワースタンプラリー2025」や、「アート」な視点で県内の魅力を発見していただく「ふくしまアートインスピレーションフォトコンテスト」などを実施します。花の王国に関しては、ちょうど桜の開花もこのプレDCのタイミングに合うと期待しているところであります。
 また、県内市町村においては、280を超える特別企画が実施される見込みです。多くの方々に本県を訪れていただけるよう、県民の皆さんと一丸となって取り組んでいきたいと考えています。

3 ロボットテストフィールドの統合について

【記者】
 ロボットテストフィールドがF-REI(エフレイ)に4月から統合されると思いますが、統合に当たって、知事として期待することを伺います。
【知事】
 福島ロボットテストフィールドは、福島イノベーション・コースト構想において、非常に重要な施設であります。
 県内外から多くの研究者の方や企業の方が集まり、ロボットに関する様々な試験研究や開発、実証を行っています。
 また、このロボットテストフィールドを核とした特区も認定されたところであり、ますますそうした試みが活発になっていくと期待しています。
 特に、F-REI(エフレイ)に統合されることで、ロボットテストフィールドのこれまでの開発実証拠点としての機能に加えて、学問的な研究開発部門と連携することで、より幅が広がっていくことを楽しみにしています。
 F-REI(エフレイ)においても、このロボットテストフィールドが一つの特徴的な拠点となることで、一緒に連携していきたいとのお話を頂いております。
 大事なことは、これまで多くの方々がこの拠点に集い、さらに、F-REI(エフレイ)の力も借りながら、より幅広く、厚みを持たせていくことだと考えています。
 また、このロボットテストフィールドには、国内外から多くの方々が視察に訪れられており、先ほどお話ししたホープツーリズムにおける一つの拠点と言っても過言ではありません。
 ロボットテストフィールドのF-REI(エフレイ)への統合を機に、更に大きく活躍の輪が広がっていくことを楽しみにしています。

4 ミャンマー連邦共和国の地震について

【記者】
 先週の金曜日28日に、東南アジアのミャンマーで大地震が発生しました。
 今のところ日本人の方が1人亡くなられたということですが、現在、県民の方の渡航の状況や、支援活動をどのようにしていくかなど、県としての対応を伺います。
【知事】
 先週、ミャンマー連邦共和国において発生した、マグニチュード7.7の地震によって多くの建物が倒壊するなど、甚大な被害に見舞われました。
 これにより、約1,700名の方々が亡くなられ、負傷者も約3,400名おられると聞いております。
 また、隣国であるタイ王国においても、ビルが倒壊するなど、死傷者及び行方不明者が出ているとの報道を拝見しています。
 改めて、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げます。
 また、福島県人会の関係では、ミャンマー連邦共和国に「ヤンゴン福島県人会」、タイ王国に「バンコク福島桃の会」があり、現在、現地と連絡を取り合っております。
 現時点では、県人会会員に関する被害は報告されていないとのことですが、今後とも状況を確認してまいります。
 また、県による対応については、今後の状況を見ながら検討を進めていきたいと考えております。
 ミャンマー連邦共和国、タイ王国の一日も早い復旧・復興を祈念しております。

5 除去土壌等の県外最終処分に向けた国の取組について

【記者】
 除染土の再生利用について伺います。
 28日に、環境省が再生利用に関する省令の改正基準を公布し、明日から県内外を含め、全国で再生利用が可能になる体制ができますが、改めて、再生利用について県としての立場・方針を伺います。
【知事】
 先週、除去土壌の埋立処分や復興再生利用の基準等を定めた改正省令等が公布されるとともに、復興再生利用に係るガイドラインや、県外最終処分に関する2025年度以降の進め方等が公表されました。
 これにより、国における今後の除去土壌等の県外最終処分に向けた取組が一歩前進するものと受け止めております。
 一方で、約束の期限までに残された期間はあと20年しかありません。
 国においては、県外最終処分の確実な実施に向け、進捗管理をしっかり行いながら、政府一丸となって取組を更に加速させていただきたいと考えております。

6 強風被害への対応について

【記者】
 先週26日の強風被害についてですが、人的被害と建物被害が続いており、特に農業用ビニールハウスの被害が相次いでいるようです。この辺の被害の確認と今後の県の支援などあれば伺います。
【知事】
 現在、先週の強風被害の状況を確認しているところです。
 今後、関係部局で情報等を取りまとめた上で、対応を整理していくことになります。

7 葛尾村及び飯舘村の土地活用スキームによる避難指示解除について

【記者】
 本日午前9時、飯舘村と葛尾村で住民の帰還を伴わない形ですが、一部帰還困難区域である場所の避難指示解除がありました。
 それに対して期待することや受け止めを伺います。
【知事】
 葛尾村野行地区の風力発電事業用地、飯舘村長泥地区の堆肥製造施設用地及び外縁部の除染済み農地の一部について、本日午前9時、土地活用スキームにより避難指示が解除されました。
 震災と原発事故から14年が経過する中、今回の避難指示解除により、両村においては、産業創出や地域活性化など、復興が更に前進するものと期待しています。 
 引き続き、葛尾村、飯舘村全体の復興・再生に向け、両村や国と共に取り組んでまいります。

(終了)

【質問項目】

1 いわきFCの新スタジアムについて
 →企画調整部地域振興課 電話024-521-7102

2 プレDCの開催について 
 →商工労働部観光交流局観光交流課 電話024-521-7298

3 ロボットテストフィールドの統合について
 →企画調整部福島イノベーション・コースト構想推進課 電話024-521-7112
 →商工労働部次世代産業課 電話024-521-8045

4 ミャンマー連邦共和国の地震について
 →生活環境部国際課 電話024-521-7181

5 除去土壌等の県外最終処分に向けた国の取組について
 →生活環境部中間貯蔵・除染対策課 電話024-521-8638

6 強風被害への対応について
 →危機管理部災害対策課 電話024-521-8275

7 葛尾村及び飯舘村の土地活用スキームによる避難指示解除について
 →企画調整部避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8434