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知事記者会見 令和7年1月27日(月曜日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年1月29日更新

【質問事項】

1 フジテレビを巡る騒動への対応について

【記者】
 タレントの中居正広さんを巡る問題について、フジテレビ社員の関与があったという報道を受け、本日、フジテレビの社長が会見を予定しております。
 まず、知事としてこの問題をどのように受け止めているか伺います。
 また、福島県としてもメディアを通して情報発信されているかと思いますが、この影響をどのように考えているか伺います。

【知事】
 一連の報道を拝見しております。今回の案件は、深刻な問題として、社会的にも大きな注目を集めているところであります。
 現在、調査が進められていることから、県としても、今後の動向を注視してまいります。

【記者】
 現時点での影響については、どのように考えているでしょうか。

【知事】
 現在、様々な報道にあるとおり、非常に大きな影響、社会的な波及があろうかと思います。
 本日午後に、会見がオープンで行われますので、その状況をしっかりと見守ってまいります。

2 除去土壌等の県外最終処分に向けた国の取組について

【記者】
 先週、環境省から除染土壌の県外最終処分について、再生利用の推進、最終処分の方向性、全国民的な理解醸成の3本柱で検討を進めていく方針が示されました。それに対する知事の考えを伺います。

【知事】
 国において、除去土壌等の県外最終処分に向けた基準の策定などについて、議論が進められています。
 県外最終処分の実現のためには相当の期間を要します。一方で、法定された2045年3月までに残された期間は20年しかありません。
 国においては、県外最終処分の確実な実施に向け、具体的な方針や行程を速やかに明示し、進捗管理をしっかりと行いながら、着実に取組を進めていただきたいと考えています。
 また、県外最終処分に関する認知度の向上に向けて、今後も様々な手法を検討し、工夫を重ねながら、国民の理解を深めるための取組を更に進めていただきたいと考えております。

3 FIT構想推進協議会の今後の在り方について

【記者】
 FIT構想(福島、茨城、栃木3県の連携)について、現在の推進期間の終わりが令和7年度に迫っており、意向調査が始まったと聞いています。
 FIT構想はコロナ禍以降、取組が中断している一方で、FIT構想で進めてきた広域観光の推進などは福島県にとってもこれから重要な課題になると思われますが、FIT構想に対する知事の考えを伺います。

【知事】
 平成20年に策定したFIT構想については、平成21年度から令和7年度までを推進期間として、これまで、地域づくりや広域観光交流など、様々な面で連携した取組が行われてきました。
 また、構想の策定以降、「定住自立圏」や「連携中枢都市圏」といった、新たに創設された仕組みに基づく連携の取組も進められてきたところであります。
 こうした状況等を踏まえ、今後の構想や連携の在り方について、関係者で議論を行っているところであり、引き続き、福島県としても丁寧に検討を進めてまいります。

 

4 大阪・関西万博の開催について

【記者】
 大阪・関西万博開催まで、2か月半ほどになりました。
 佐藤副知事も現地を視察され、県も7月に県単独の出展をされるということで、2か月半となった今の受け止めを伺います。また、県単独の出展内容などで情報発信できることがあればお願いします。

【知事】
 大阪・関西万博については、政府の基本方針において、「東日本大震災からの復興を成し遂げつつある姿を世界に発信する」ことが開催目的の一つに位置付けられています。
 こうした方針を踏まえ、国においては、「よりよい復興」をコンセプトに、岩手県、宮城県、福島県と連携し、「復興のストーリー」の展示や浜通りにおける様々な挑戦の紹介など、力強く復興を進める被災地の姿を発信することとされています。
 また、東北6県が連携し、各県の観光資源や特産品、伝統芸能を紹介するブースを設置する予定であります。
 この万博は、復興が進む「福島の今」を世界に発信する貴重な機会であることから、県としても復興の歩みやホープツーリズムを紹介するとともに、県産農林水産物や県産品のPRなどを行っていきたいと考えております。
 また、先週25日には全国知事会主催による万博会場の視察会が行われ、現地では万博開催に向けた期待感が高まっているという報告を受けております。
 本県としては、6月に東北6県で連携して出展し、7月には単独での出展を予定しています。
 万博への出展は、福島県の魅力と震災・原発事故からの復興が着実に進んでいることを、国内外の多くの皆さんに知っていただける絶好の機会であります。
 国・関係機関と連携しながら、万博への参加を通じて、福島の今やたくさんの魅力、さらに、これまで頂いた御支援に対する感謝の思いを、国内外に向けて発信できるよう取り組んでまいります。
 県単独の出展内容については、今申し上げた方向性を踏まえながら、今後しっかりと精査し、より良い発信をしていきたいと考えております。

【記者】
 大阪・関西万博に関連して、県の魅力や復興のストーリーを発信するということですが、万博の前売り券のチケット販売が芳しくないという報道もあります。
 県として、例えば小中学生向けに万博へ行く補助や企画など、何か検討しているものがあれば教えてください。

【知事】
 福島県にとって、福島空港と伊丹空港を結ぶ大阪路線は非常に重要な路線であります。
 これは福島県と大阪・関西万博との玄関口と言えるかもしれません。
 この大阪路線の搭乗率を上げていくことは、我々にとっても非常に重要な観光戦略でもありますので、まずはここに力を入れていくということを考えたいと思います。
 また、国内外から多くの方々が、大阪・関西万博に来場されます。こういった方々に、例えば伊丹空港から福島空港に来ていただくことは、福島を直接見ていただく貴重な機会にもなろうかと思います。
 こういった広域連携、広域観光、インバウンド対策、観光政策としても、どういう形で福島空港と伊丹空港を結ぶ大阪路線をいかすことができるか、今後しっかりと検討を深めていきたいと考えています。

5 郡山駅前で発生した交通事故について

【記者】
 先週水曜日に、郡山駅前で、大阪から来た受験生が飲酒運転の車にはねられて亡くなるという、痛ましい事故がありました。
 福島県は飲酒運転の事故発生率が全国ワースト3位だと聞いています。
 県知事として県警の取締りなどを含めて所見を伺います。

【知事】
 まず今回の事件につきまして、心から哀悼の意を表します。これからの未来ある若い方の命が奪われてしまったこと、本当に関係の方々、御両親のお気持ち、察するに余りあります。
 こういった事件を起こすことがないように、まずは飲酒運転の根絶、絶無ということが、福島県の交通安全にとって、極めて重要だと考えております。
 県警や関係機関と連携した全国交通安全運動や、重点的な取締りを行っておりますが、結果としてこういった悲痛な事件が起きたことを心に置いて、これからも交通安全運動に関係の皆さんと共に力を入れてまいります。また、県民の皆さんにおいては、「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」ということを、しっかりと心に置いていただいて、交通安全が非常に重要だということを様々な場面を通じて訴えていきたいと考えております。

6 消費者庁の県産品風評対策事業の今年度での予算打ち切りについて

【記者】
 今朝、消費者庁の県産品の風評対策事業について、今年度で予算が打切りになるという報道がありました。
 このことについて、事実関係と知事としての受け止め、また国に対して求めていきたいことなどについて伺います。

【知事】
 まず、事実関係については、担当課に確認いただければと思います。
 報道にもありましたが、県では、これまで県産食品の風評払拭に向けた消費者交流事業を実施してきました。今回その一部の事業において、消費者庁等から既存事業と重複しているとの指摘があり、現在、今後の対応を検討しているところであります。

(終了)

 

【質問事項】

2 除去土壌等の県外最終処分に向けた国の取組について
 →生活環境部中間貯蔵・除染対策課 電話024-521-8638

3 FIT構想推進協議会の今後の在り方について
 →企画調整部地域振興課 電話024-521-7870

4 大阪・関西万博の開催について
 →企画調整部企画調整課 電話024-521-7110
 →商工労働部観光交流局観光交流課 電話024-521-7316
 →商工労働部観光交流局空港交流課 電話024-521-1163

5 郡山駅前で発生した交通事故について
 →生活環境部生活交通課 電話024-521-8709

6 消費者庁の県産品風評対策事業の今年度での予算打ち切りについて
 →企画調整部風評・風化戦略室 電話024-521-1128
 →生活環境部消費生活課 電話024-521-8195