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知事記者会見 令和6年10月15日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年10月17日更新

【質問事項】

1 衆議院の解散・総選挙について

【記者】
 本日、衆院選が公示されました。これまでも衆院選に向けてはいろいろとお話を伺っておりますが、改めてどういった論戦を期待するか知事のお考えを伺います。

【知事】
 衆議院選挙が本日公示され、27日に投開票が行われます。
 今回の選挙は、政治資金問題を受けた政治改革や、物価高に対応する経済対策などが注目を集める中、今後の日本の方向性を決める重要な選挙となります。
 このため、各党においては、国民の皆さんの声をしっかりと受け止めるとともに、丁寧な説明を尽くしながら、本県にとっての最優先課題である震災・原発事故からの復興を始め、深刻化する人口減少問題や地域経済の活性化、頻発化・激甚化する自然災害への対応など、我が国、そして地方が抱える様々な課題の克服に向け、活発な論戦を交わしていただきたいと考えております。
 また、県民の皆さんに対する思いでありますが、前回、令和3年に行われました衆議院議員総選挙では、投票率が58.0%と過去3番目に低い投票率でありました。
 県選挙管理委員会においては、低迷が続く若者の投票率の改善に向け、高校における出前講座などの啓発活動に取り組んでいます。
 あわせて、選挙期間中には、テレビ、ラジオ、SNS等を活用した周知や、県下一斉の街頭啓発など、県民の皆さんに投票への参加を呼び掛けることとしております。
 さらに、「選挙啓発サポーター」に登録をしていただいた若者や企業・団体等の皆さんに、街頭や事業所での選挙啓発に御協力いただくなど、投票参加の輪を広げる取組を進めています。
 選挙は民主主義の基盤となる大切な権利であり、複雑な社会情勢等において有権者の声を政治に反映することができる貴重な機会であります。
 県の将来を担う若い世代を始め、県民の皆さんには投票所に足を運んでいただきたいと考えております。

2 阿武隈急行に係る宮城県からの説明について

【記者】
 先週も伺いましたが、阿武隈急行の存続の関係で、宮城県側から福島県側にも鉄路を維持するという考えが伝えられたというような報道があります。それについて知事の受け止めを改めて伺います。

【知事】
 阿武隈急行の宮城県側区間については、現在、宮城県側において協議が継続されていると伺っております。今後、在り方検討会の場において、その結果が示され、議論が進められるものと考えております。
 福島県としては、福島県側区間における「鉄路維持」のスタンスを明確にし、利用者数の回復を図るため、増便や運行ダイヤの見直しなど、利用される皆さんのニーズを踏まえた利便性向上策を在り方検討会に提案しています。
 阿武隈急行は、地域住民の皆さんの日常生活を支える足として大切な路線であります。
 引き続き、在り方検討会において、宮城県や沿線自治体等と共に、持続可能な在り方を丁寧に議論してまいります。

3 県内プロスポーツについて

【記者】
 昨日はスポーツの日ということでしたが、県内でいうとバレーボールなど、活発にスポーツが盛り上がってきている動きがあるかと思います。
 これからのスポーツ振興をどうお考えか、改めて伺います。

【知事】
 まず、エアリービーズの件に少し触れたいと思います。(12日、)世界最高峰のリーグを目指す新たな国内トップリーグ「SVリーグ」が開幕しました。
 この週末には、福島デンソーエアリービーズの選手の皆さんによる白熱したプレーが繰り広げられ、子どもたちを始め、私たち県民に勇気と感動を届けてくれました。今シーズンは、福島へホームタウンを移転してから初めて迎えるシーズンであり、県内各地で多くの試合が開催されます。
 選手の皆さんには、今シーズンのチームスローガンである「頂(てっぺん)」を目指し、一試合一試合熱い戦いを繰り広げていただくことを期待しています。チームの勝利のためには、会場での声援が大きな力となります。県民の皆さんには、是非、会場に足を運んで応援していただきたいと思います。
 また、県民の皆さんとの交流を通して、エアリービーズが地域に根ざした「マイチーム」となることを心から期待しております。
 このほかにもサッカーではJ2のいわきFC、J3の福島ユナイテッドFCがそれぞれ懸命に試合を行っておられます。
 また、バスケットボールでは、福島ファイヤーボンズ、さらに、野球では福島レッドホープスがそれぞれ熱戦を繰り広げておられます。
 こうした試合に県民の皆さんが足を運び、本当に熱い思いで声援を送り、(選手の皆さんからは)大きな勇気と感動を頂いているかと思います。
 スポーツに親しむことは若い世代のみならず、年配の方も含め、心身の健康にとっても重要でありますし、応援自体に一種のスポーツ的な要素を含んでいるかと思います。
 福島県において、各競技分野で県民の皆さんに熱い応援を送っていただき、選手の皆さんがすばらしい活躍をする中で、県内のそれぞれの地域の活性化、スポーツ文化の振興につながっていくことを期待しています。
 また、県としては、それぞれのチームが地域において活動される際に、いろいろな形でサポートをさせていただいております。この応援機運の醸成、また、それぞれのチームがより評価されていくように、支援を続けていきたいと考えております。

 

4 令和元年東日本台風から5年について

【記者】
 東日本台風から先週で5年を迎えました。
 県の方で防災条例の策定に向けた検討も進んでおりますが、改めて、東日本台風以降も大きな災害、頻発・激甚化する災害の対応が課題となってきている中で、どのようなスタンスで取り組んでいくか伺います。

【知事】
 令和元年東日本台風から5年が経過しました。
 災害により犠牲となられた方々に、改めて深く哀悼の意を表します。
 この5年間で、河川や道路など、被災した公共施設の復旧が完了し、被災者の生活再建も進んできました。
 一方で、昨年の台風13号に伴う線状降水帯により、浜通りを中心に浸水等の被害に見舞われました。
 また、先月の石川県能登地方を始め、今年も全国各地で大雨により大規模な被害が発生するなど、風水害による被害が激甚化・頻発化しています。
 県民の皆さんにおかれては、今後も大雨災害が身近に起こりうることを認識し、日頃から備えていただくことが大切であります。
 このため、大雨による土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水等に注意、警戒をしていただくとともに、御自身、そして大切な方の命を守るために、「マイ避難」の取組を改めてお願いいたします。
 また、福島県防災アプリ等を活用しながら、御自宅の災害リスクや避難場所、御家族との連絡手段など、日頃からの備えを改めて確認をしていただきたいと思います。
 また近々、「そなえる・ふくしま」という大規模な防災イベントを開催する予定でございます。
 機会がありましたら、是非こういったイベントに参加していただいて、防災のための準備、備えとしてどのようなことをやったらいいのか、どういったリスクが身の回りにあるのかということを学んでいただいて、御家族と共有していただければと思います。

(終了)

 

2 阿武隈急行に係る宮城県からの説明について
 →生活環境部生活交通課 電話024-521-7157

3 県内プロスポーツによる地域振興について
 →企画調整部地域振興課 電話024-521-7870

4 令和元年東日本台風から5年について
 →危機管理部災害対策課 電話024-521-827
 →土木部土木企画課 電話024-521-7869
 →土木部河川計画課 電話024-521-7499