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知事記者会見 平成28年5月9日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年5月11日更新

知事定例記者会見

■日時 平成28年5月9日(月)10:00~10:20
■会場 応接室

≪発表事項≫
1 平成28年熊本地震への対応について
2 ふくしま夢アスリート、Jクラスアスリート及びトップコーチの指定について

≪質問事項≫
1 ふくしま結婚・子育て応援センターについて
2 Jクラスアスリートについて
3 参議院議員選挙について
4 アフターDCについて
5 イクボス宣言について
6 知事の海外出張旅費等について
7 避難指示区域内における交通事故について
8 福島空港について

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≪発表事項≫

1 平成28年熊本地震への対応について

 平成28年熊本地震で被災された熊本県への災害見舞金の贈呈について、発表いたします。
 本県では、災害により他の都道府県で甚大な被害が発生した場合、災害見舞金を贈呈しており、今般、熊本県に対し、災害見舞金300万円を贈呈することといたしました。
 贈呈の方法は、後日、本県の東京事務所を通しましてお渡しする予定でございます。
 被災地の一日も早い復旧をお祈りいたします。

2 ふくしま夢アスリート、Jクラスアスリート及びトップコーチの指定について

 次に、ふくしま夢アスリート、Jクラスアスリート及びトップコーチの指定について、発表いたします。
 本年2月に策定した「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会復興推進ふくしまアクションプラン」においては、将来の活躍が期待される本県選手に対し、東京大会を見据えた育成・強化に取り組むこととしております。世界の舞台で活躍を目指す15歳から20歳の選手を対象とした「ふくしま夢アスリート」に加え、今年度から日本トップレベルの実績を持つ21歳以上の選手を「Jクラスアスリート」に指定し、総勢90名のアスリートを支援してまいります。
 また、側面的な支援として、競技力向上の推進役として期待される指導者10名を「トップコーチ」に指定し、日本を代表して戦う選手が育成されるスポーツ環境の整備を行います。
 この中から、一人でも多くのアスリートがオリンピックに出場し、県民の皆さんに勇気や希望を届けてくれることを期待しております。

≪質問事項≫

1 ふくしま結婚・子育て応援センターについて

【記者】
 連休中だと思うのですが、ふくしま結婚・子育て応援センターで成婚第一号ということで、42歳の女性と50歳の男性が結婚されました。知事肝入りで予算を付けて、センターの運営を行っていると思うのですが、そのことについて御感想と今後の取組について、お聞かせください。

【知事】
 今回、そのような形で成婚に結びついたことを本当にうれしく思っておりますし、心からお喜び申し上げたいと思います。福島県は地方創生が喫緊の重要課題であります。地方創生というのは、人口減少対策であり、少子高齢化対策。そういう中で、結婚に対する支援というものをこれまで広域自治体である県は直接行ってこなかったという現状が過去にございましたが、近年は積極的に関与しようということでセンターを立ち上げて、いい意味でのお節介や世話を焼く方を介してこういった取組を続けているところでございます。これからも結婚を望む多くの方々がそういった出会いのチャンスを持つことで、将来的には成婚、子育てに結び付いていくような地方創生施策を進めていきたいと思います。

【記者】
 世話焼き人が30人くらいいて、大分御苦労されたようで、今も御苦労されているようで、そういった活動については、いかがでしょうか。

【知事】
 以前とは環境が変わってきまして、世話を焼いていただく方々の苦労は、昭和の時代に比べて、平成の時代はまた難しい部分があるかと思います。そういう中でもやる気を持って頑張っている方々に就任いただいておりますので、また皆様にもお力添えをいただきたいと思います。

2 Jクラスアスリートについて

【記者】
 Jクラスアスリートですが、これまでの年齢層を上げて、実業団の人間を指定したことの背景と、それから若手をワンプッシュと言っても県外の実業団に行くケースもあるかと思いますが、こういうことをすることによって、選手を福島に定着させようとする狙いがあるのかということをお聞かせ願いたいと思います。

【知事】
 今回21歳以上の選手を新たにJクラスアスリートということで指定しております。これは2020年の東京オリンピック・パラリンピックが4年後ということで、近づいてきておりますので、日本や世界で活躍できる選手を福島県として直接後押ししたいという思いがあります。こうして、Jクラスのアスリートやジュニアアスリート自身がさらに活躍して、世界の場に羽ばたいていくということは、福島県民にとっての誇りとなり勇気になりますので、是非こういった活動を積極的に行っていきたいと思います。また、県内の選手がどこかのタイミングで戻ってきていただいて、後進の指導であったり自分自身の競技生活をさらに精進するといった活動をしております。そういった方々の母集団を広げていきたいという思いも今回の取組には含まれております。

【記者】
 Jクラスアスリートの関係なのですが、医学的支援であるとか、地域交流という様々な観点があるのですけれども、これは正に全部局が横断的に関わっている、場合によっては医科大学なども関わってくるべき話だと思うのですが、オリンピックに向けて盛り上げるという意味での部局連携ということをもう一度(お願いします)。

【知事】
 スポーツマンを育成し、日本国内で世界で活躍できる存在にするためには、一つの部分だけではなくて、総合的な支援が重要かと思います。今、お話がありましたようなメディカル面での支援も含めて、是非、県として総合的なバックアップができるよう努力を続けていきたいと思います。

3 参議院議員選挙について

【記者】
 参議院選挙が7月に行われる予定ですが、今回、改選数が2から1になって激戦が予想されております。それについて知事の所見と、参院選に期待すること、また、知事は知事選の際に自民、維新すべてから支援いただいたと思うのですが、参院選の対応についてもお願いします。

【知事】
 今回の参議院選では、これまでの改選数が2から1に減ってしまいます。これは人口減少の影響ということになりますが、その結果が表れてしまうということになります。
 そういう意味で、その1名の参議院議員は、福島県民にとって非常に重要な意義を持つ方ということになりますので、是非、候補者におかれては、現在の福島の状況というものをしっかりと把握をされ、こういった政策を打ち出す、ということを明確にしていただきたいと思います。特に、その政策について大切な事柄が2つございます。1つは福島の復興、もう一つは、地方創生です。福島復興は、東日本大震災そして原発事故から、本県の復興をどう前に進めていくのかということについて、また、地方創生は、人口減少あるいは少子高齢化が、福島県にとっても非常に厳しい構造的な問題になっておりますので、こういった事態を打開するためにどのような施策を講じていくのか、この2点について、県民の皆さんが非常に関心を持ち、その結果を問われる選挙になるのではないかと考えております。
 また、私自身の対応ですが、知事選に出たときに、オール福島という体制の中で御支援いただいているという状況もございますので、直接的にどうこうということは考えておりません。

4 アフターDCについて

【記者】
 アフターDCで、連休が終わりまして、今回は曜日配列があまりよろしくないので、全国的にも観光客、前年比でどうなのか。今後、多分集計が出てくるでしょうけれども、知事の肌感として今回のゴールデンウィーク、福島県内の観光をどのように見ていますでしょうか。

【知事】
 アフターDCの開幕から1カ月が経過をしました。まだ、観光客の入込数について具体的なデータが出ているわけではないのですが、ゴールデンウィークは概ね天候にも恵まれて、特に「フェルメールとレンブラント展」は、10万人を超える方々が県内外から訪れられました。こうした展覧会での成功はもとよりなのですが、周辺の観光地も合わせて巡ることで、福島の今、あるいは福島の魅力を皆さんに感じていただく機会を提供することもでき、福島県の元気につなげることができたと考えております。
 また、各地域でも地域色豊かなイベントが開催されて、観光地は、ある程度にぎわっていたのではないかと期待をしているところでございます。

5 イクボス宣言について

【記者】
 今日、午後から「イクボス」の表彰式もありますが、知事が去年8月にイクボス宣言をしてから県庁内での取組も進んでいると思うので、県庁内の取組とその後の現状と、民間にどのくらい普及してきているのかというところ、知事御自身がイクボス宣言をした立場として、ゴールデンウィークの休みの過ごし方も含めて、どうだったのかも併せてお聞きしたいと思います。

【知事】
 イクボス宣言の中で根底にあるのは、ワークライフバランスという考え方であります。仕事ももちろん大切。一生懸命自分の与えられた仕事を進めていただきたいと思いますし、一方で、家庭生活、特に育児というものにお父さん、お母さん共に積極的に取り組んでいただくことが大切だと思います。イクボス宣言を私自身が行ってから、県庁内に一定の変化は感じられます。ただ、まだ県庁自身が夜、煌々と明かりがついている日が多いという現実がございますので、まだまだ努力を続けていかなければいけないと思います。
 また、民間企業においても、一部の企業が非常に積極的な取組を進めておられます。そして、また今日、午後、トーネットさんを表彰させていただきますが、そういった活発な企業の取組というものを全県的に紹介していく、また県自身も努力を続けていることを多くの方々に知っていただくという中で、イクボスというものを、まだ正直、発展途上だと思いますが、より形になるように努力を継続していきたいと思います。

【記者】
 知事は、イクボス宣言をした御本人として、休みの方はどうでしょうか。

【知事】
 ゴールデンウィークは、後半に少しお休みを頂きましたので、英気を養うことができました。久しぶりに休んで出てきて、やはり休養というものが大事だということを自ら実感しておりますので、この思いを持って、また県庁内、あるいは県庁の外の方にもしっかりと思いを伝えていきたいと思います。

6 知事の海外出張旅費等について

【記者】
 東京都の舛添知事の話なのですが、知事も御承知のとおり、海外出張の際のファーストクラスであるとか、公用車を使用して別荘に行っているということで今、問題視されているわけですが、こうした公用車であるとか出張費について、改めて知事の考え、受け止めをお願いします。

【知事】
 東京都知事の件について、私から具体的なコメントというものはございません。
 また、私自身については、例えば海外出張の問題であったり公用車の使用というものは、条例や、様々なルールに則って適正に対応していく、県民の皆さんの信頼に応えていくということが重要だとわきまえているところです。

7 避難指示区域内における交通事故について

【記者】
 連休中に、常磐道でバスと乗用車が正面衝突して、小さい女の子とお母さんが亡くなるという痛ましい事故が起きました。一方、この事故について、帰還困難区域といういわゆる高線量地域の道路を通行するに当たって、非常に線量が高い地域の中でしばらく長い時間、衝突したバスの乗客がずっとブルーシートに留まっているという事態が起きました。この事故を受けて、そうした高線量区域の通行に対して、どういう安全策が望ましいと思っているのか、あるいは求めていくおつもりなのかということが一つ。また、マスクも全くない中で、ずっと外に出ていたということ、例えばマスクの提供を求めるかとか、そういったお考えはございますか。

【知事】
 まず、このたびの事故で亡くなられた2名の方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、けがをされた方の1日も早い回復を願っております。今回の件について双葉消防本部では、現場から医療機関への早期搬送を最優先に対応したところでありますが、改めて今回の事故を検証し、避難指示区域における適切な救助・救急搬送体制を検討するとしております。県としては、その検証状況を確認しながら、救助・救急体制の充実・強化を支援してまいります。

【記者】
 具体的に、まだ二次救急医療拠点ができていないと思うのですが、これを例えば整備を急がせるとか、いつ頃整備するという考えはございますか。

【知事】
 県としては、双葉郡等避難地域の医療等提供体制検討会における意見を踏まえて、一刻も早い二次救急医療体制の構築に取り組んでまいります。

【記者】
 今年度から県立医大にふたば救急総合医療支援センターが作られまして、そこから、双葉郡内での医療行為が必要となった場合の専門医の派遣というものも想定されて、実際に運用も始まっていたと思います。
 今回の常磐道の事故に関して、その機能が十分に果たせたのか、今後の課題等はあったのか、知事のお考えをお聞かせください。

【知事】
 今、お尋ねのあった件も含めて、今後、双葉地区の消防本部とも連携をして事故の内容を確認して、しっかりと対応していきたいと考えております。

8 福島空港について

【記者】
 福島空港について2点ほど質問をさせていただきます。昨年度の利用状況が公表されまして、若干の減少ということで2.6%の減となったことについての受け止めと、今後の対応についてお聞きします。
 もう1点、こうした中で、国産初の民間旅客ジェット、MRJを活用して福島空港を活性化しようという動きがあり、東邦銀行さんも協議会に参加されていますが、この件について知事はどのようにお考えなのかお願いします。

【知事】
 まず、1点目でございます。昨年度の利用状況、残念ながら若干の減少という状態になっております。福島空港、往時は国内外ともに非常に多くの便が飛んでおりましたが、現在は札幌と大阪の2路線のみ、国際線は無い、という厳しい現状がございます。まず、国内線については路線の新規拡充も含めて積極的に働き掛けを行うこと。また、既存路線については、ダイヤをより良くする、あるいは乗客定数を増やしていくといったことで路線の拡充というものを進めていきたいと考えております。また、国際線については、直ちに定期便というものはなかなか厳しい状況にありますが、チャーター便が震災後徐々に時間を経て増えてきておりますので、まずチャーター便を増やし、特に上海とソウルは元々定期便が飛んでいた地域でございますので、中国や韓国への働き掛けというものを積極的に進めて、福島空港の活性化、利活用の推進を進めていきたいと考えております。
 また、例えばMRJの問題であったり、あるいは輸送関係でもっと福島空港を使えないか、あるいは防災拠点としてはどうか、そういった様々な提案がございます。前段で申し上げました福島空港の活性化のために、様々な手法を幅広く検討していくことが重要であると考えておりますので、県としては皆さんの御意見・御提案を伺いながら様々な方法で空港の活性化に努力していきたいと思います。

(終了)

≪内容についての問合わせ先≫
≪発表事項≫
1 平成28年熊本地震への対応について
 → 危機管理部災害対策課 電話024-521-7194

2 ふくしま夢アスリート、Jクラスアスリート及びトップコーチの指定について
 → 文化スポーツ局スポーツ課 電話024-521-7795

≪質問事項≫
1 ふくしま結婚・子育て応援センターについて
 → こども未来局こども・青少年政策課 電話 024-521-7198

2 Jクラスアスリートについて
 → 文化スポーツ局スポーツ課 電話 024-521-7795

3 参議院議員選挙について
 → 総務部政策調査課 電話 024-521-7184

4 アフターDCについて
 → 観光交流局観光交流課 電話024-521-7297

5 イクボス宣言について
 (県庁内での取組に関すること → 総務部人事課 電話024-521-7033)
 (民間企業の取組に関すること → 商工労働部雇用労政課 電話024-521-7289)

6 知事の海外出張旅費等について
 (旅費等の制度管理に関すること → 総務部人事課 電話024-521-7035、024-521-7033)

7 避難指示区域内における交通事故について
 (避難指示区域に関すること → 避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8439)
 (救助・救急搬送体制に関すること → 危機管理部消防保安課 電話024-521-7192)
 (救急医療体制に関すること → 保健福祉部地域医療課 電話024-521-7175)

8 福島空港について
 → 観光交流局空港交流課 電話024-521-7127

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