うつ病や自殺から守るために私たちにできること(7)
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
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3.うつ病、自殺 ~ その3.自殺を防ぐための一歩
平成19年の全国の自殺者数は3万人余り。この年、亡くなった方の3%弱にあたります。
35人に1人の方が、自殺で最期を迎えているのです。
自殺にはさまざまな背景があります。経済的なこと、対人関係、健康の不安や病気の負担などです。
精神疾患も自殺の大きな原因の一つで、他の背景と併せ持っていることも少なくありません。
<悩みを身近な人に相談してください。>
問題はすぐには解決しないかもしれないし、もうどうにもならないように見えるかもしれません。
しかし、相談してみるだけでも、それは一歩前進です。
自殺はとりかえしがつかない、やり直しのきかないことです。そして、周りの人の悲しみばかりが残ります。
<身近な人ができること>
○ 悩みをよく聞くこと。
○ 死にたい気持ちがあるかどうかは、「生きていくのもつらいの?」などと気持ちを聞いて確かめます。
あなたが気づかっていることを伝える言葉になります。
○ 生きていてほしい気持ちを伝えること。
○ 自分ひとりでなんとかしようとしないこと。
相談機関や医療機関への受診を勧めてください。身近な人がまず受診してもよいでしょう。
○ 切羽詰っているときは、一人にさせないこと。
「相談する」「一人で解決しようとせず協力者を探す」