「福島県版ユニバーサルデザイン実現への提案」第1章2-1 ユニバーサル・デザイン社会の5原則
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
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福島版ユニバーサルデザイン実現への提案
第1章 ユニバーサル・デザインを通して考えるみんなのための社会づくり
2 私たちが提言するユニバーサル・デザイン社会 -5つの社会原則と3つの基本姿勢-
(1)ユニバーサル・デザイン社会の5原則
私たちは、ユニバーサル・デザインとは、みんなが快適にそして安心して暮らせる社会そのものを指しているのではないかと考えます。 そこで、住民にとってのユニバーサル・デザインによる社会づくりのため、研究会から「ユニバーサル・デザイン社会の5原則」を提言します。
<ユニバーサル・デザイン社会の5原則>
- 1 市民を中心とした新しい秩序を持った社会 対話や意見交換を介して、さまざまな計画づくりや製作活動への参加を生みだす社会
- 2 だれもがあたりまえの生活ができる社会 あたりまえに移動できる、あたりまえにものを使いこなせる、あたりまえに情報が手に入る、無理なく衣食住を満たせる、あたりまえに人と交われる社会
- 3 個人を生かし新しい価値観を創造する社会 「あらかじめ」「すべての人に」という考え方で、生活に関するあらゆることを見つめ、新しい視点から新しい価値を生みだす社会
- 4 自己選択、自己決定ができる社会 自分の意思で、自由な行動ができ、自己の心や感情が満たされる社会
- 5 ユニバーサル・デザインの理念を伝承できる社会 「よいデザイン」づくりを継続して行うことにより、さまざまな過程を経てさらに「よりよいデザイン」を生みだし、また、普及のための啓発を絶えず行うことにより、人々の無意識の中に理念が浸透している社会