「福島版ユニバーサルデザイン実現への提案」研究会議での意見・提案の中から住宅に関して
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
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福島版ユニバーサルデザイン実現への提案
研究会議での意見・提案
2 住宅に関して
- 県民、工務店、大工さんに対し、必要に応じ手すりの設置などの改修、改造が容易にできる生涯住宅の周知、啓発をする。
- 従来の日本式の尺・間といった寸法の基準は、ユニバーサル・デザインに合わない場合がある。
- 行政、建築士、理学療法士、ケアマネージャーなどがチームを組んで住宅リフォームの情報提供等の支援を行う。
- 利用者の顔が見えるように、施工者は、現場の確認や利用後のチェック・調整を行う。
- 住宅ローンは長期間で返済するのだから、住宅ローンの対象住宅は、容易に改造できるものを対象にする。
- 住宅内はバリアフリーでも、屋外へのアプローチを考えていない住宅はユニバーサル・デザイン住宅とはいえない。互いに行き来しやすくすることでコミュニケーションを図り、だれもが孤立化しないようにする。
- 出入口が両側にあるエレベーターが住宅用として認められるよう、基準の見直しを進めるべきである。
- トイレ、浴室は住まいの中で大事なところなので、将来の拡張性や介助の可能性を考慮しておく。
- リフォームを請け負う大工さんを対象にユニバーサル・デザインの講習会を行い、認定証を出す。
- バリアフリーの考え方を取り入れながらも、伝統的な建築技法(「和」の文化)の育成・継承を行うことも大切である。