「福島版ユニバーサルデザイン実現への提案」研究会議での意見・提案の中から社会の仕組みに関して(分野別1)
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
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福島版ユニバーサルデザイン実現への提案
研究会議での意見・提案
7-1 社会の仕組みに関して(分野別)
医療
- 医療施設は、医療者中心ではなく患者中心とし、入院患者の生活空間として部屋、ベッド、浴室、トイレ、食堂などの快適性やプライバシーに配慮する。
- 医療分野において早急にユニバーサル・デザインを普及するために、医療関係機関の学習会や医療関係者・学生(医学部、看護学部、薬学部、歯学部、理学療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、ソーシャルワーカー、心理療法士、管理栄養士、レントゲン技師など)への教育を行う。
- 病院に安全・安心に配慮したユニバーサル・デザインの考え方を取り入れ、医療ミスが起こりにくいようにする。
- 医療施設の構造や物品は、アクセスしやすく、操作がしやすいものであるべきである。
- 自分の健康は自分で守る時代である。患者の知る権利を踏まえ、カルテの開示をすべきである。
- 住民にどんな治療や看護を行っているか、住民への情報発信や広報を行うべきである。
教育
- 学校・教員への啓発を強めるため、総合学習や教員の研修にユニバーサル・デザインを取り入れる。
- 平均化、画一化をもたらす教育ではなく、多様性を尊重し個性を伸ばす教育に取り組んでいく。
- 教育は自分が必要とすることを学ぶだけでなく、自分が必要とされることは何かを学ぶためにもある。
- 障がいの有無などに関わらず、子どものうちからさまざまな人々と接することが大切である。
- 実際に体験(高齢者や障がいのある人の擬似体験など)をさせる教育をすることが必要である。
- 障がいのある人が十分な教育を受けられるように学校の整備を図る。また、多くの資格が取れるように大学などのユニバーサル・デザイン化を進める。
- 障がいのある人が一般の学校に入れるよう統合教育を進める。
- 自分の年齢、性格、人格にふさわしいものを選ぶことができるよう、小さいうちから「見る目」を養う教育をする。