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Ridgeline course of Mt. Aizukomagatake会津駒ヶ岳~
富士見林道コース

山上の稜線は
自然のつくった天上の楽園

「私が今までに得た多くの頂上の中でも、最もすばらしい一つであった」と深田久弥に言わしめた会津駒ヶ岳。コースは駒の池から中門岳までの往復、帰路に富士見林道と、日本百名山に名だたる奇跡の稜線を楽しめます。

  • クラス:中級
  • 日程:1泊2日
  • コース距離:約18km

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会津駒ヶ岳~富士見林道コース

会津駒ヶ岳~富士見林道コース

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01登山口について

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バスを利用して登山に来た場合、駒ケ岳登山口バス停で下車し、林道をショートカットしながら30分ほどで滝沢登山口へ着きます。マイカーの場合は滝沢登山口付近の駐車場がありますが、台数が限られているため、土日祭日はグラウンド駐車場を利用しましょう。今回のコースのように下山口が違う場合も同様です。

檜枝岐村の村域から比較的簡単に山域へ入れるため、会津駒ヶ岳が村人に身近なのも頷けます。

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02急登の樹林帯

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滝沢登山口から最初の30分は直登の急登です。ただし登山道は踏み固められているため歩きやすいので、休みながら自分のペースで登りましょう。頭上を見上げればブナやトチの落葉広葉樹が空を覆い、新緑や紅葉のシーズンなどは目を楽しませてくれます。

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水場

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急登が落ち着いてから黙々と登っていくと、水場の札がある開けた休憩ポイントに到着します。そこから2分ほど下ったところが水場です。このあたりから登山道は針葉樹林帯に。木々の合間から空が見えはじめ、大戸沢岳の稜線が顔を出します。

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03山地湿原の稜線

森林限界に到達すると会津駒ヶ岳の高層湿原が始まります。木道は右側通行。湿原へ足を踏み入れたり、ポールを突かないように注意しながら歩いてください。

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04駒の小屋・駒ノ大池

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駒ケ岳登山口のバス停から約4時間かけて駒の小屋へ到着します。駒の小屋と駒ノ大池のある池ノ平は、本コースの象徴的なポイントの1つです。梅雨明け前後からハクサンコザクラが満開となります。また池のほとりに駒ケ岳大明神の祠があります。

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05駒ケ岳山頂

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駒の小屋から20分ほどで駒ケ岳山頂へ。ササで覆われているため眺望はありません。さらに奥へ進むと中門岳へ。

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06中門岳

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会津駒ヶ岳山頂から中門岳まで往復1時間30分~2時間の行程です。ゆるやかな起伏の道のりですが、壊れた木道箇所もあるので注意して歩きましょう。

天上の楽園

会津駒ヶ岳山頂から中門岳までの稜線は天上の楽園の喩えにふさわしいこのコースのクライマックスシーンです。稜線に広がる湿原と池塘をさまざまな高山植物が彩ります。

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自炊にチャレンジ

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駒の小屋は設備的に食料提供が難しく自炊が基本です。しかしこの自炊が楽しみで、多くの方が食料や調理器具を背負って急登にめげず登山を楽しまれています。行動食やフリーズドライ食品で済ませる方がお手軽ですが、せっかくですから肉や野菜を持参し山上の調理にチャレンジしてみませんか。

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07富士見林道〜大津岐峠

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翌日は富士見林道で下山です。快晴ならば、その名の通り、燧ヶ岳の後ろに小さく富士山を眺められます。駒の小屋を出てすぐに痩せ尾根状の岩稜帯がある以外は注意箇所はありません。約1時間30分で大津岐峠(おおつまたとうげ)に到着します。

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08キリンテへ下山

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大津岐峠から標高差900メートル一気に降りてキリンテ登山口へ下山となります。足の疲労が心配になりますが、じつはこの登山道は落ち葉でふかふかの歩きやすい道です。ブナやトチの原生林の森林浴を楽しみながら快適な下山となるでしょう。

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会津駒ヶ岳〜富士見林道コースの
ポイント!

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01登山口と下山口が違う。

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本コースは滝沢登山口から入山し、キリンテ登山口に下山する縦走ルートです。キリンテからはバスを利用することになるので、バスの時刻表を事前に調べておきましょう。登山仲間とクルマ2台で来た場合は、道路向かいの伊南川の川原沿いに1台停めておくと便利です。

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