2日目: 2014年10月26日(日)
(日程概要) 翌日の朝、私は軍手と長靴を装備して、農作業に挑戦しました。 一宿一飯の恩を胸に、私たちは農家を後にしました。次の目的地は、伝統工芸の会津木綿を中心に、原発周辺自治体から避難してきた方々に手伝ってもらってストールやハンカチなどの商品を販売する会社「IIE」(イー)を見学しました。 鶴ヶ城会館で、皆さんは赤べこの絵付け体験をしました。30分間という限られた時間のなか、JET参加者たちは想像力を高めて、オリジナリティー満載の「マイ・赤べこ」を作り上げました。その後、会津観光振興公社の方は私たちに、震災以降会津地方の観光業の落ち込みや、それを挽回するため行った取り組みを中心に説明してくださいました。メンバーたちは自らの目で元気溢れる会津を確認すると同時に、震災がこの地に及ぼした影響についても考えさせてもらいました。 鶴ヶ城公園を散策すると、舞い降りる木々の葉っぱを手に取り、五感で秋の吐息を感じることができました。天守閣に登り、頂上で会津盆地の景色を気持ちよく一覧しました。ツアーのクライマックスを飾るには、やはり鶴ヶ城は最適です。 スタディツアーの醍醐味は、ツアーを通じて何かを学ぶことだと思います。今回の参加者の多くは、今年の8月に来日したばかりでした。2日間のスタディツアーを通じて、彼らはいったいふくしまに対して何を感じたの、そして見方を変えることがあったのが、とても楽しみですね。 この記事を掲載するときは、会津はすでに初雪を記録しているでしょう。移り行く季節は、会津地方を含めるふくしま全域の復興を見届けてくれるのでしょう。そして、どうか今度のスタディツアーに参加したすべてのメンバーの今後の成長を、見守ってください。 また次回のスタディツアーでお会いしましょう! (完) |
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