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ふくしま林業就業ポータルサイト「そまナビ」 > 遠野興産株式会社 新田勇紀さん

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年10月20日更新

遠野興産株式会社 新田勇紀さん

Profile

新田 勇紀(にった ゆうき)さん

  • 年齢:36歳
  • 出身地:茨城県
  • 仕事内容:現場の段取り・山林調査など

新田勇紀さん① 新田勇紀さん②

林業に就業しようと思ったきっかけは何でしたか

学生の頃は電気科の工業高校に通っていました。卒業後、電気関係の仕事に就職しましたが、紆余曲折あり、茨城の森林組合に転職しました。

林業については初心者でしたが、子供の頃に山で遊んだ経験から、山の仕事に興味がわき、林業の世界に足を踏み入れました。

林業をしていて良かったこと、魅力、やりがいなどを教えてください

​​自然を一番に感じるというのと、人間の基本を改めて感じることです。現代は、人間が山から離れてしまったことによる土砂崩れやクマ被害などの弊害が起きています。昔は山と人の町との間に緩衝地帯があり、そこに山で働く人や中山間地域に住む人がいた為、共存していましたが、現代は人が住む町とクマの住む山の距離が近く、極端になってしまい、棲み分けがうまくいかなくなっています。人間が生きていく上でも、山の環境を守っていくためにも、ないがしろにはできないことを、身をもって体感できることは非常にありがたいと思います。

林業の大変な部分を教えてください

自然が相手なので人間の思うようには行かないところです。人間の思うとおり行かせたくなるのですが、自然は人間に牙をむいてきます。決して、自然をなめてはいけないということをわかった上で作業することが大切です。

今後の目標を教えてください

​12年前に私が森林組合に入った頃には考えられないくらいのデジタル化が進んでいて、GPSが当たり前になり、ドローンが飛ぶのが当たり前という中で、今後、携わらせていただけるのであれば、ずっと林業を続けていきたいと思っています。

徐々に木材の需要が変わってきているので、そこにどうコミットしていくかが、難しい課題だと思いますが、いくつか選択肢を持っておくというのが大事だと思います。

会社では7年前に早生樹の育成に舵を切りました。木を育てるという部分においては革新的なことをやろうとしていて、今ちょうど5年過ぎて非常に有効的なものができあがるかも、というところまで見えてきました。その部分に携わらせていただいているという部分はすごく光栄だと思っています。

今は、一年でも早く収穫するという方向にシフトしてきています。いかに新しいことを取り入れていくかが非常に大事になってきていて、昔のまま続けるというようなフェーズではなくなってきていると思うので、試行錯誤をして新しいものを取り入れながら、お手本になれたらいいと私は思っています。

就業を検討している方へメッセージやアドバイス

​私みたい全然違う畑から全く違うことをやるとかっていうのはすごく勇気がいると思います。最初の一歩を踏み出せないっていう方もいるとは思いますが、経験してみないと絶対わからないので、そこでずっと足踏みしているだけでは何も変わらないです。一歩踏み込んでしまえばどうにでもなることなので、背中を押してあげたいです。

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