大峠道路の管理設備
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
大峠道路は、大小のトンネルと橋梁が連続するという特殊条件であるが、防災上的確に対応するため、すべての施設の運転が自動化されており、気象観測・視界視程観測等、一元的に管理された測定装置によって情報が得られ、また照明の自動調光設備及び自動融雪設備等、状況変化に即応した制御が行われています。
これらの各設備の自動制御状態を常時中央管制室で監視し、必要に応じ手動操作に切り替えることによって適切な対応をとることができます。
事故、火災等の発生に対する防災面では、当事者または通行者からの通報手段(監視カメラ:大峠トンネル内他、主要箇所)の設置による常時監視を行うことにより迅速に対応できるようになっています。
その他、無線通信設備の設置により大峠トンネル内においても移動車と関係事務所との交信ができ、非常時の情報伝達が可能です。(大峠道路は山間部のため携帯電話が通じません。H24.6現在)
また、大峠トンネル内換気の風向風速・煙霧透過率自動測定装置(※1)による自動運転、大峠トンネル内ラジオ再放送設備の緊急割り込み放送による、通行車両への情報伝達が可能です。
※1 煙霧透過率自動測定装置とは、トンネル内の煙の透過率を測定し、自動車から
生した排気ガスによる煤煙濃度を測定する装置です。
授光部と受光部が設置されており、その間の透過率を測ることにより、煙霧濃度を測定します。