ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 組織でさがす > 農業担い手課 > 第66回福島県農業賞表彰式を開催

第66回福島県農業賞表彰式を開催

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年9月9日更新

第66回福島県農業賞表彰式を開催

 令和7年9月9日(火)、杉妻会館(福島市)において、第66回福島県農業賞表彰式を開催しました。

 今回の福島県農業賞(農業十傑)は、農業経営改善部門6件、集団活動部門(農村女性活動の部)1件、新規就農部門1件、復興・創生特別賞2件の計10件でした。

 

 知事挨拶 民報社賞(代表授与者:岩渕夫妻※一番右) 

      (知事挨拶)    (福島民報社賞を授与される受賞者の皆様) 

【農業経営改善部門】  

♦農林水産大臣賞:株式会社紅梅夢ファーム 様(南相馬市)

受賞者名 (敬称略) 経営の特徴

有限会社ハッピーファーム

 

(郡山市)

○「おいしいしあわせとどけます」をキャッチコピーに、安全・安心にこだわって生産しており、その生産量は県内トップレベルである。
○原発事故後は、菌床に使用する資材や生産物の放射能検査を独自に行い、ホームページで結果を公開することにより風評払拭に努めてきた。
○代表の安田潤一氏は、県指導農業士、郡山市農業者メンターとして、地域農業の担い手の確保・育成に尽力している。(なめこ、きくらげ、ひらたけ)

小室 勝弘

 

(浅川町)

○水稲経営面積は町内最大規模で、色彩選別機や密苗など、高品質化、省力化を積極的に進め、地域のモデル的な経営を実践している。
○平成19年から漢方資材を使用した特別栽培米「浅川の優味米(ゆうみまい)」の生産を始め、部会長として学校給食や地元の食堂への提供、ふるさと納税の返礼品への活用などのPR活動に取り組んでいる。
○県指導農業士として、地域農業の担い手の確保・育成に尽力している。(水稲、長いも)

蛭田 吉男

蛭田 祥子

(矢吹町)

○夫婦の名前から一文字ずつとった「吉祥菜園(きっしょうさいえん)」を屋号とし、家族経営協定に基づき、お互いに対等な関係で、かつ支え合いながら経営している。
○「新鮮でおいしいものをお客様に届けたい」という思いで品種や栽培方法等を工夫し、JAのほか、スーパーの地場野菜コーナーで年間を通して出荷・販売している。
○蛭田祥子さんは、県指導農業士として、地域農業の担い手の確保・育成に尽力している。(水稲、ミニトマト、ほうれんそう、レタス)

岩渕 薫

岩渕 公美

(会津若松市)

○会津地域において、施設園芸品目の周年生産体制を確立している。特に、トルコギキョウは、出荷期間の拡大やバケット輸送による鮮度保持などにいち早く取り組み、県内のモデル的経営を行っている。
○平成16年に4組の夫婦と花職人Aizuを結成し、販路開拓や技術研鑽に取り組んでいる。自身の栽培ノウハウを記したマニュアルは、県内生産者、指導者に広く活用されている。
○農業短大の学生の研修受入れや、農福連携にも積極的に取り組んでいる。(トルコギキョウ、いちご)

星 由夫

星 カツ子

(下郷町)

○標高700mと厳しい条件においても、りんごの樹形を工夫するなど、大玉で着色良好な果実生産を実現している。りんごのおいしさの評判が広がり、ほぼ全量が庭先で完売となっている。
○鳥獣被害防止対策を徹底し、被害ゼロに抑えるとともに、地元猟友会会員として、地域全体の被害防止に取り組んでいる。
○南会津農林事務所が実施する「ふるさとワークステイ事業」において、移住・定住等を希望する方(延べ102人)の受入れを行っている。(水稲、そば、りんご)

株式会社紅梅夢ファーム

 

(南相馬市)

○平均年齢が25.3才と若い従業員が多いものの、スマート農業技術を活用することで、熟練者と同水準の作業精度を確保し、大規模で、広範囲にわたる農地でも安定的に営農をできる仕組みを構築している。
○ほ場条件が恵まれない農地も断ることなく受けることで、作付面積は、設立当初28haから約190haまで6倍以上に拡大し、さらに300haまで拡大を目指している。
○若者の育成に力を入れており、学生の研修やインターンシップ、国内外からの視察などを積極的に受入れしている。(水稲、麦、なたね、大豆、たまねぎ)

 

 

【集団活動部門(農村女性活動の部)】
受賞者名 (敬称略) 組織の活動

両沼女性ネット

 

(会津坂下町)

○両沼地方河沼郡、大沼郡7町村の農村女性18名からなる組織で、年齢や経営類型の枠に留まらず、女性農業者の仲間づくり、自己研鑽、そして女性の視点を生かした地域農業の振興を目的に活動を行っている。
○農作物の栽培技術、加工品の開発などに加え、「メルカリを利用した販売方法」など興味・関心のあるテーマを積極的に学び、自己の経営に生かすだけでなく、食文化の伝承などにも結び付いている。
○年々、地域での認知度も向上しており、令和6年度に2名、7年度に1名の新規会員が加入している。(会員18名)

【新規就農部門】
受賞者名(敬称略) 経営の特徴

石井 達也

石井 有希

(喜多方市)

○就農前に県指導農業士である父の下で、きゅうりの栽培技術等の研修を行ったのち、父とは別の経営として就農した。
○きゅうりの観察を怠らず、前年の反省や先輩農業者の指導を踏まえて対策を講じるなど、キュウリ栽培に真摯に取り組み、就農4年目にあって、反収25tと地区平均の10tを大きく上回っている。
○きゅうり部会の若手農業者に対して積極的にアドバイスを行うなど、地域をけん引する担い手として期待されている。(きゅうり)

【復興・創生特別賞】

受賞者名 (敬称略) 復興・創生への取組

株式会社緑里

 

(川内村)

○代表の河原修一氏の「村で絶対の農業をやってやる」との強い思いの下、村内の農地を積極的に引き受け、農地の適正利用や保全に大きな役割を果たしている。
○村内の7つの地域計画の内、6つの地域の担い手に位置付けられており、地域住民からの信頼や期待が大きい。
○エゴマや加工トマトなどを自ら生産するだけでなく、地域の農業者に作付けを推進するとともに、生産物の販売も支援することで、地域農家の所得向上にも寄与している。(水稲、エゴマ、加工トマト)

株式会社小川きのこ園

 

(いわき市)

○代表の中島康雄氏は別法人でエリンギを生産していたが、風評により販売量が激減する中、菌床しいたけを生産する小川きのこ園を設立し、独自の検査も行いながら、しいたけの安全性を広く発信することにより、販路が拡大し、令和5年には、県の生しいたけ生産量の約1割を占めるまでに成長させた。
○しいたけは、首都圏に加え、地元スーパー夜直売所にも出荷するほか、イベントでの提供、各種料理コンテストへの食材提供などを通して、地産地消の取組を推進している。(しいたけ)

 

ご意見お聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

※1 いただいたご意見は、より分かりやすく役に立つホームページとするために参考にさせていただきますので、ご協力をお願いします。
※2 ブラウザでCookie(クッキー)が使用できる設定になっていない、または、ブラウザがCookie(クッキー)に対応していない場合はご利用頂けません。