クイズ!その統計、どうやって調べたの?
問題1
セールスの人が家に来て、商品の説明(せつめい)をしているよ。
あれ、下のグラフ、大事な情報(じょうほう)がぬけているよ、なんの情報がないかな?
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問題1のこたえ : 何人に調べたか、何人の答えか書いてないよ!
「何人」に調べたか、「調査対象(ちょうさたいしょう)の全体数はどれくらいか」を気をつけよう。
ちなみにこのグラフは、たった3人の結果(けっか)で作ったグラフだよ!
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問題2
犬さんと猫(ねこ)さんは、犬と猫、どちらが人気か調べるために、街(まち)の中でアンケートをしたよ
犬さんはA街で、猫さんはB街で、同じ日に同じ時間に調査をしたよ。
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次の週、今度は犬さんはB街で、猫さんはA街で、同じ日に同じ時間に調査をしたよ。
※A街とB街は、外を歩く人の人数や年代、性別(せいべつ)などの条件(じょうけん)が同じくらいだよ。
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犬さんが集計したアンケートでは犬の方が好(す)きな人が、
猫さんが集計したアンケートでは猫の方が好(す)きな人が多かったよ
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この結果(けっか)を見ると、調査をする人によって、結果がかたよっている可能性(かのうせい)があるよ
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かたよらない結果にするためにどうすればいいかな?
A 犬さんと猫さん、いっしょに調査する
B 犬さん・猫さん 以外(いがい)のだれかが調査する
C 顔をかくして調査をする
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問題2のこたえ : B 犬さん・猫さん以外のだれかが調査する
犬にも猫にも平等な、だれかが調査することが大事だよ!
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「A 犬さんと猫さん、いっしょに調査する」と結果は・・・?
アピール力が強い方に、かたよる可能性(かのうせい)があるよ
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「C 顔をかくして調査をする」と結果は・・・?
だれが調査してるかわからない調査は、協力(きょうりょく)してもらいにくいよ!
回答数が少ないと、データとして利用(りよう)できなくなるよ!
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問題3
Aさんは、「子どもの、着る服に対する意識(いしき)」について、アンケート調査をすることにしたよ。
アンケートをするときに、質問(しつもん)の表現(ひょうげん)で気をつけることがあるよ。
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次の(1)と(2)、どちらで 質問(しつもん)した方が いいかな?
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ヒント : (1)、(2)の文章で質問(しつもん)したら、それぞれこんな結果になるかも!
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問題3のこたえ : (1)大人が子どもの服装について なにか言う ことに、賛成ですか、反対ですか。
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(2)の「口を出す」という言葉は、「余計(よけい)なことを言う」という意味があり、よくないイメージを持つから「反対」と答える人が多くなる可能性(かのうせい)があるよ。
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大人の言葉には いろいろあるし、その言葉を 受け取る気持ちは 人それぞれだよね。
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言葉のイメージに気をつけよう!
アンケートの質問は、イメージを持たない言葉を使おう!
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質問をつくるときは、一方の答えに誘導(ゆうどう)する言葉は使わないように気をつけよう!
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