アナリーゼふくしまNo.18
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
アナリーゼふくしまNo.18
県内での旅行・観光消費がもたらす経済波及効果
平成19年度1年間に県内での旅行・観光消費額による経済波及効果
2,433億6,400万円
観光交流課が実施した「福島県観光動態調査 (平成19年4月~平成20年3月)」結果を基に旅行・観光消費による経済波及効果を計測した。
経済波及効果の計測
県内県外別、宿泊・日帰り観光実旅行者数
- 「福島県観光動態調査 (平成19年4月~平成20年3月)」の結果、平成19年度1年間に福島県を旅行した県内の宿泊旅行者は1,253千人、同日帰り旅行者は11,601千人となっている。
- また県外の宿泊旅行者は3,878千人、同日帰り旅行者は9,716千人となっている。
産業連関表を用いた経済波及効果分析における注意点
- 1 経済波及効果の達成される期間は、不明である。
- 2 雇用誘発効果は、生産の増加に応じて一定割合で雇用が誘発されることとする。
- 生産の増加は必ずしも新規の雇用者増を伴わず、現員の時間外勤務等によることもあるが、そうした影響はないものとする。
旅行・観光消費総額
- 観光動態調査の結果から、県内県外別、宿泊・日帰り旅行者一人当たりの平均県内消費支出額に、それぞれの実旅行者数を乗じた県内の旅行・観光消費総額は2,789億1,200万円となった。
経済波及効果
- 県内の旅行・観光消費総額2,789億1,200万円のうち、直接効果額(旅行消費総額に県内自給率を乗じて求めた県内産業に対する消費額)は1,660億円となる。直接効果の生産を支えるための原材料・サービス等の生産である一次波及効果は491億2,600万円となる。直接効果、一次波及効果によって誘発された雇用者所得が、消費に転換(家計迂回)されることにより生じる二次波及効果は282億3,800万円となる。
- 直接効果、一次波及効果、二次波及効果を合わせた経済波及効果総額は2,433億6,400万円となり、その雇用者誘発効果は18,959人となった。
経済波及効果額
産業部門別経済波及効果額(降順)
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