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アナリーゼふくしまNo.17

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新

アナリーゼふくしまNo.17

 会津鉄道会津線・野岩鉄道会津鬼怒川線の誘客効果~会津地域と首都圏を結ぶ懸け橋~

会津地域⇔首都圏間の移動手段(平成18年度1年間)に会津線・会津鬼怒川線を利用した
県外からの旅行者(誘客)による経済波及効果
38億9043万円

    会津鉄道会津線と野岩鉄道会津鬼怒川線は、会津地域と首都圏を直接結ぶ重要な幹線交通機関として首都圏からの多くの旅行者に利用されています。両鉄道利用者に対するアンケート調査を実施し、その調査結果と両鉄道の業務資料を基に首都圏からの誘客による経済波及効果を計測しました。

経済波及効果の計測

誘客数

    両鉄道の業務資料による平成18年度の両鉄道を利用した会津地域⇔首都圏間総利用者数は233,887人となります。
    総利用者数のうち会津地域への旅行を目的としている誘客数は205,119人(誘客割合87.7%)となり、さらに往復利用者を考慮した実誘客数は119,255人(平均片道利用回数1.72回)となります。

旅行消費総額

    アンケート調査の結果から誘客一人当たりの平均県内消費支出額は21,966円となり、これに実誘客数を乗じた旅行消費総額は26億1956万円となります。

経済波及効果

    誘客による旅行消費総額26億1956万円のうち、直接効果額(旅行消費総額に県内自給率を乗じて求めた県内産業に対する消費額)は25億1798万円となります。直接効果の生産を支えるための原材料・サービス等の生産である一次波及効果は8億6764万円となります。直接効果、一次波及効果によって誘発された雇用者所得が、消費に転換(家計迂回)されることにより生じる二次波及効果が5億481万円となります。
    直接効果、一次波及効果、二次波及効果を合わせた経済波及効果総額は38億9043万円となり、その雇用者誘発効果は383人分となります。
表

経済波及効果額

経済波及効果額

産業部門別経済波及効果額

産業部門別経済波及効果額

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