福島県年次経済報告書 2007年版
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
福島県年次経済報告書 2007年版
2007年版福島県年次経済報告書(速報)で平成18年の概況と主要経済指標の大まかな動きについて公表済みである(19.4.24公表)。
この報告書は、主要経済指標の変更(年間補正によるデータの訂正)に対応するとともに、更に詳細データを整理して分析を加え、まとめたものである。
1 平成18年の福島県経済の概況
- 平成18年の福島県経済は、個人消費、建設需要の一部に底入れ感がみえはじめ、生産活動は好調に推移し、雇用も改善基調を維持するなど、回復が続いた。
2 主要経済指標の概況
- (1) 個人消費 … 一部に底入れ感がみえたが、全体では横ばいで推移した。
- 大型小売店販売額は全店舗ベースで総額2,305億円、対前年比1.8%となり2年振りに前年を上回った。なお、既存店ベースの対前年比は▲2.6%となり、9年連続で前年を下回った。
- 乗用車新規登録台数は74,698台、対前年比▲1.8%となり、6年連続で前年を下回った。
- (2) 建設需要 … 住宅は堅調。業務用は高止まり。公共は低調に推移した。
- 新設住宅着工戸数は13,076戸、対前年比1.7%となり、10年振りに前年を上回った。
- 業務用建築物着工棟数は2,676棟、対前年比▲3.0%となり、4年振りに前年を下回った。
- 公共工事請負金額は2,014億円、対前年比▲15.1%となり、7年連続で前年を下回った。
- (3) 生産活動 … 高水準を維持し好調に推移した。
- 鉱工業生産指数は104.8、対前年比1.4%となり、4年連続で前年を上回った。
- 鉱工業出荷指数は111.5、対前年比1.5%となり、5年連続で前年を上回った。
- 鉱工業在庫指数は130.0、対前年比▲0.8%となり、7年振りに前年を下回った。
- 大口電力使用量は6,279百万kWh、対前年比8.0%となり、8年連続で前年を上回った。
- (4) 雇用・労働 … 雇用は改善基調。労働は足踏み状態が続いた。
- 新規求人倍率(原指数)は1.28倍、対前年差0.07ポイント上昇し、4年連続で前年を上回った。
- 有効求人倍率(原指数)は0.89倍、対前年差0.09ポイント上昇し、4年連続で前年を上回った。
- 雇用保険受給者実人員は年間平均で9,494人、対前年比▲9.2%となり、4年連続で前年を下回った。
- 現金給与総額指数は101.7、対前年比1.7%となり、2年振りに前年を上回った。
- 所定外労働時間指数は95.6、対前年比▲4.4%となり、4年振りに前年を下回った。
- 常用雇用指数は99.1、対前年比▲1.0%となり、8年連続で前年を下回った。
- パートタイム労働者比率は16.0%、対前年差0.3ポイント上昇し、2年振りに前年を上回った。
- (5) 物 価 … 物価は上昇した。
- 国内企業物価指数は100.7、対前年比3.1%となり、3年連続で前年を上回った。
- 福島市消費者物価指数は100.2、対前年比0.2%となり、2年振りに前年を上回った。
- (6 ) 企業関連 … 収益は改善が続き、企業倒産は微増した。
- 全産業の経常損益は7.7%となり、5年連続で増益となった。
- 企業倒産件数は146件、対前年比4.3%。
- 企業倒産負債総額は728億8,000万円、対前年比8.5%となり、5年振りに前年を上回った。
- (7) 金 融 … 金融機関預貸残高は前年同水準で推移。金利は上昇。
- 金融機関預金残高は総額6兆1,186億円、対前年比▲0.1%となり、4年振りに前年を下回った。
- 金融機関貸出残高は総額3兆8,930億円、対前年比0.1%となり、2年連続で前年を上回った。
- 貸出約定平均金利は地方銀行で2.165%、対前年差0.090ポイント上昇となった。
- (8) 景気動向指数 … 回復を続けた。
- 備 考
- 1 「福島県景気動向指数」より作成
- 2 シャドウの部分は福島県経済の景気動向の後退を示している。
- 3 比較のため、先行指数に+2500を加算している。
- 4 各景気の名称は正式のものではなく通称を付したものである。
- 表紙(PDF形式:53KB)
- はしがき・目次(PDF形式:11KB)
- 第1章 平成18年の福島県経済の概況(PDF形式:215KB)
- 第2章 主要経済指標の動き(PDF形式:850KB)
- 第3章 主要経済指標(PDF形式:401KB)
- 裏面(PDF形式:15KB)
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