海面漁業基本調査(第10次漁業センサス)
印刷用ページを表示する 掲載日:2013年12月1日更新
海面漁業基本調査(第10次漁業センサス)
第10次漁業センサス
平成10年11月1日現在
海面漁業経営体の基本構成
- 海面漁業経営体の基本構成を、昭和43年(第4次漁業センサス)からの推移でみると図のとおりであり、漁業経営体数、漁業従事者世帯数、漁船隻数ともに減少している。
- 個人経営体の高齢化、後継者不足に加え、国際漁業規制等の漁業環境の悪化等により、廃業等の漁業離れが進んでいるためと考えられるが、昭和63年(第8次漁業センサス)及び平成5年(第9次漁業センサス)の二桁台の減少と比べると減少率は低下している。
経営体階層別経営体数
- 本県の海面漁業経営体の総数は1,040経営体で、平成5年(第9次漁業センサス)と比較して101経営体(△8.9%)減少した。
- これを経営体階層別にみると、「3~5トン」が359経営体(構成比34.5%)と最も多く、次いで「3トン未満」の255経営体(同 24.5%)、「5~10」の196経営体(同 18.8%)の順となっている。また、平成5年と比較すると、全階層で減少しており、特に漁船非使用経営体が(△53.8%)と大きく減少している。
漁業世帯人口
漁業世帯員
- 漁業世帯員数は7,489人で、平成5年と比較して1,249人(△14.3%)減少した。
- これを平成5年と比較すると、「個人漁業経営体」で712人(△13.1%)、「漁業従事者世帯」で537人(△16.3%)減少している。
- また、最盛期の漁業従事者数は3,052人で、599人(△16.4%)減少した。
- これを平成5年と比較すると「家族」で170人(△11.0%)、「雇用者」で429人(△20.4%)減少している。
漁 船
- 保有している漁船の総数は1,216隻で、平成5年と比較して109隻(△8.2%)減少した。
- これをトン数規模別にみると、「3~5トン」が384隻(構成比31.6%)と最も多く、「船外機付船」の315隻(同25.9%)、「5~20トン」の271隻(同22.3%)の順となっている。
- また、平成5年と比較すると、「無動力船」で8隻(100%)増加しているほかは、「20~100トン」で7隻(△28%)、「100トン以上」で19隻(△20.2%)、「3~5トン」で54隻(△12.3%)などいずれも減少している。
漁獲金額
- 1経営体平均漁獲金額は3,131万円で、平成5年と比較して県平均では218万円(△6.5%)減少したが、富山県、茨城県に次いで全国第3位である。(前回の平成5年は第2位)これを経営組織別にみると、「個人経営体」が1,285万円、「会社経営体」が54,134万円となっている。
- また、平成5年と比較すると、「個人経営体」で100万円(8.4%)増加し、「会社経営体」4,258万円(△7.3%)減少している。