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妊娠時の口腔ケア


印刷用ページを表示する 掲載日:2025年3月26日更新

妊娠時のお口の変化

妊娠中は、女性ホルモンが多く分泌されることで、歯周病菌が増え、歯ぐきが腫れやすくなります。唾液の量は少なくなり、唾液の質も変化して粘り気が強くなります。

また、つわりの影響で食事回数・間食が増えることや、歯磨きをすることが難しくなることなどもあり、お口の中にプラークが残りやすく、歯周病菌やむし歯菌が増えます。

つわりの時の口腔ケア

つわりが重いと、お口の中に歯ブラシを入れるだけで吐きそうになることがあります。

そのようなときは、ヘッドが小さい歯ブラシに変えると、小回りがきくので奥歯まで毛先が届きやすくなり、歯の内側も無理なく磨くことができます。

また、下を向いて前かがみの姿勢になると嘔吐反射が起きにくくなります。

歯磨き粉のにおいや味が吐き気の原因になっている場合は、刺激の少ない歯磨き粉に変えてみましょう。ジェルタイプや液体歯磨き粉は、泡立ちにくいのでおすすめです。

妊娠時の歯科医院のかかり方

妊娠中のどの時期にも歯科受診は可能です。ただ、妊娠初期はつわり症状に悩まされることが多いです。また、妊娠後期はお腹が大きくなるため。つわりがおさまって体調がよくなる安定期(妊娠中期)が良いでしょう。生まれてくる赤ちゃんのためにも、お母さんのお口の環境を整えておくことは大切です。

赤ちゃんの歯

子どもの歯が生え始めるのは生後6~8か月頃ですが、歯のもととなる芽(歯胚)は妊娠7~10週頃にでき始めます。妊娠4~5か月頃からは、この歯の芽にカルシウムやリンがくっついて少しずつ硬い組織になり、歯の形を作っていきます。赤ちゃんの丈夫な歯を作るためにも、バランスの良い食事を心がけましょう。