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2017年01月留学生スタディツアー参加者レポート16

大学名:  国立福島工業高等専門学校名前: Chea Sengchiv (ジーア・セインチウ)

 私の名前はジーア セインチゥです。今は国立の技術系学校である福島高専で、土木工学を学んでいます。福島に来る前は福島の放射能の悪い影響について書かれた本やニュースが多くあって、少し怖かったです。津波により破壊された後、放射能が一気に大気中に拡散しました。これが福島に行くときに怖いと思った第一の理由です。しかし、実際にスタディツアーに参加してこの目で見てみるとなにも怖いことはないのだとわかりました。津波についてのドキュメンタリー映像を見たときは、多くの観光客が集まるような美しい場所が一日にして破壊されていて、悲しくなりました。

 しかし、今日(こんにち)の福島の姿を見れば、政府が福島を変えよう、復興させようと力を入れた結果福島が新たな姿を呈しているとわかり、嬉しくなります。これはとても感激することです。私が福島に対し願うことは、これからも一歩一歩よくなっていってほしいという事です。 

 二日間のツアーはとても短いものでしたが、他の留学生と交流したり、放射能が人間の細胞に与える影響について知ることができたりと私にたくさんの素敵な思い出を残してくれました。思い起こされるのは、放射能についてちょっとした体験をしたことです。毎日食べるものの中にも放射性物質は含まれているということが分かり始めました。それに加えて、私は100年もの歴史のある日本式のホテル、つまり旅館に泊まることができました。私は浴衣を着るのも初めてでした。旅館は素晴らしく、美しくもおいしい日本の伝統的な冬の食べ物をいただきました。  

 最後に、このツアーは「福島は危険な場所だ」と常日頃考えていた私や他の参加者に、重要な意味を持っていました。このツアーは、あなたの福島に対する考え方を変えるでしょう。県民のみなさん全員にとって、2011年は最悪の年だったでしょう。しかし、何が起きても政府は福島県を再び活気ある場所に戻すために全力を尽くすだろうと私は信じています。
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