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2015年01月第ニ回留学生スタディツアー参加者レポート11(于 建国さん)

大学名: 会津大学名前: 于 建国(中国)

 今度のスタディツアーを通じて、福島県内のいろんなスポットを回ってきたが、一番印象深いのはやはり県民のスピリッツです。諦めずに一致団結して、ふるさとを再建しようとする精神力です。従って、私が書き残したいのは、「どこに行ったのか」や「何を食べたのか」、「何を見学したのか」などといった内容でなく、「自分がツアーを通じて感じたこと」を伝えたいと思います。

 基本的に、各スポットや施設などでは見学と、冒頭に長い紹介から始まることが多いです。ワンパターンでつまらないと思っていました。しかし、内容をよく聞いたら、一人ひとりの県民は震災と復興のジレンマに悩まされながら、福島県のために力を尽くしていることが分かりました。未曾有の地震で被災して、福島県の県民たちは今までの生活を取り戻す以前に、放射能や食品安全問題などといった風評の被害に遭われました。人々が福島の県産品を避けることは、心血を注いで農産業を継続していた農家たちにとっては二重の苦しみになりました。正直、私も福島県産品の安全問題を心配していましたが、今回のスタディツアーでこれまでの考え方を見直すことができました。私は、福島県産の食品は他の場所よりも安全だと認識するようになりました。何故かと言うと、風評被害ゆえに、どこよりも食品の安全・安心を確保しなければなりません。それに加えて、リスクを負ってまでワケありの農産品を生産、販売する人がいるとは到底思えません。さらに、今回のスタディツアーを通じて、私は県内の放射線量状況が予想と全く違った(予想より遥かに低い)ことに気づきました。私の言うことはすべての人に信じてもらえなくても、それをきっかけに、自ら福島の現地に行って、確かめてもらえばいいと思います。福島に、偏見や差別から無実を証明する機会を設けてあげてください。
 南相馬ソーラーアグリパークにて 和田観光いちご園にて

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