大学名: 福島大学 | 名前: 丁 偉(中国) |
---|---|
私は1月17日と1月18日に、一泊二日のスタディツアーに参加しました。このツアーは本当に楽しくて、とても価値があると思います。 一日目の朝は、県内各地から来た留学生たちが福島駅前で集合しました。まず、みなさんは除染情報プラザというところに行きました。そこで、原発事故と放射線について詳しい説明を受けしました。専門家は主に今の汚染状況や放射線がもたらす危害、福島県産食品の安全性、除染の方法及び未来への予測などといった、様々な面から福島県の現状を教えてくれました。県内では線量の高い地域がまだ残っていますが、みなさんが頑張っているかげで、被災範囲は縮小してきています。うれしいことに、一部の被災者はすでに除染作業を終えた地元に戻って、安全に暮らしていると聞きました。 次に、「あぶくま茶屋」という飲食店で「かーちゃんの力」プロジェクトの事業説明を聞きました。店舗はあまり大きくないですが、女性労働者(=「かーちゃん」)たちが心血を注いで立ち上げた事業の一環です。プロジェクト協議会の渡邊代表の話によると、原発事故のせいで避難生活を余儀なくされて、未来への希望を一度見失いかけていたそうです。渡邊代表は避難先で「かーちゃん」たちを訪問し、「一緒に頑張れば希望が見える」と説得して、プロジェクトを立ち上げました。この店では、栄養たっぷりの健康志向の弁当を販売しています。渡邊代表の話を聞いて、被災者たちの震災にもめげず、前向きに生きる精神に深く感動しました。そして、彼女が話した「あきらめずに、頑張れば希望がある」という言葉は、心に深く響きました。南相馬市に行く途中、バスの中で「かーちゃん」たちが作った弁当も食べました。本当においしかったです。 午後は、南相馬市で視察しました。復興作業は進んでいますが、津波の被災地である小高区では、押しつぶされた家屋や荒れた田んぼが未だに残っています。いつか、家屋や田んぼ主人が復興を遂げたこの地に戻ることを心からお祈りします。夕食会の後は、留学生たちは部屋で歓談しながら意見を交換しました。私にとってはとてもいい経験でした。いろいろな国の事情が聞けて、自分の視野を広げることもできました。 二日目の朝はNPO法人「みんな共和国」が運営する子育て支援カフェに行きました。この施設は、子ども向けの室内遊び場と母親支援の役割を兼ねています。震災の被災者として、子どもたちは一番つらい思いを強いられましたが、彼らは同時に被災地復興の希望をでもあります。子どもを守るために、そして復興を果たすために、「みんな共和国」が成立しました。南相馬市の子供たちは元気に成長し、故郷の復興に貢献できるような人材に育ってほしいです。 ツアーの最後に、和田観光いちご組合を訪れました。組合は津波の影響で、甚大な被害を受けました。その後、営業は再開したものの、県外だけではなく、県内在住の人でさえいちごを敬遠していました。いちごの栽培を生業とする農家にとっては、これは死活問題でした。組合員のみなさんは誠意を込めて、危害がなく、安全・安心ないちごを宣伝するために必死に頑張りました。その結果、少しずつ状況が改善されました。私は、この艶やかな、大粒ちごのを満喫しました。真っ赤ないちごの果実は、「復興」という名の果実は同じ形をしているかもしれません。 福島を完全に復興させるためには、地元住民の力だけではまだまだ足りません。留学生ですが、私にとって、福島は第二の故郷です。ですから、大好きな故郷の復興に貢献したいと思います。これから、私は福島の正しい現状を家族や親友に宣伝することに力を入れたいです。 |
概要のページへ戻る |