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(県外JETスタディツアー)参加者レポート22

名前: ホン・チェリ(洪 蔡利)勤務先: 新潟県新潟市役所国際課

■1日目 

 朝6時半の新幹線に乗って福島の郡山駅に向かった。新潟と福島はとなりにあって地図でみたら近いのに,新幹線は乗り換えまでして3時間もかかるので遠回りをする気がした。でも久しぶりに新幹線に乗ってわくわくした。9時半に郡山駅に着いてほかの県のツアーの参加者や福島県国際課の関係者と合流した。

 バスに乗ってまず行った所は福島県環境創造センター。入って初めて受けた印象はとても現代的で新しい建物だということだった。簡単な説明を聞いて,2011年3月11日に起きた東日本大震災で福島がどれくらい被害を受けたのか,あとその被害を修復するために福島がどんな努力をして来たのかがわかる映像を見た。着実に除染作業をしてきて,放射線物質数値がどんどん低くなっていって,今は原発のすぐ近くの辺を除いたら,福島はそこまで放射線物質数値が高くないことが分かった。

 福島県環境創造センターは,放射線の知識を利用したゲームなどもあって子供も楽しく放射線や環境問題などについて知ることができる場所だと感じた。一番私が楽しかったのは環境創造シアターで,360度どこをみても映像が見れ,とてもいきいきしていて,初めて経験した感じだった。見せてもらった映像は放射線の基本知識と福島の美しい自然の内容で,この環境センターで一番印象に残る時間だった。

 福島県環境創造センターを見学して,昼ごはんを食べに行った。ビュッフェで様々な料理があった。デザートも充実していて,料理一つ一つ全ておいしかった。

 昼ごはんを食べて,鶴ヶ城の近くのお土産屋さんみたいなことろで,赤べこ絵付け体験をした。自分で絵を描いた赤べこは乾燥してあとで記念品としてもらうこともできて,嬉しかった。

 赤べこ絵付け体験をして,鶴ヶ城を見学した。とてもいい天気で,紅葉も綺麗でお城がもっと綺麗に見えた。ガイドさんの説明を聞きながらお城の周りをみんなで一緒に回って,お城の中にも入ることもできた。天守閣で見下ろした福島の風景はとても美しかった。今の時期に福島に来てよかったと思った。

 鶴ヶ城を見学して,湯野上温泉町に向かった。温泉旅館に泊まるのは初めてだったからとても楽しみにしていた。旅館に着いて露天風呂の使い方や施設など簡単な説明を受けて部屋で1時間ぐらい休んで,晩御飯を食べた。旅館は少し古い建物だったけど,古いからむしろ趣があるように感じた。晩御飯も数えきれないほどの料理がどんどん出てきて,最後は食べきれないぐらいだった。ビールと福島の日本酒を飲みながらおいしく晩御飯を食べて,ゆっくりお風呂に入ってから眠りについた。 

■2日目

 早起きして露天風呂でゆっくりした。先日は暗くて見えなかった美しい光景が見えて,福島ってこんなに自然が美しい所なんだと改めて感じた。

 旅館で簡単でおいしい朝ごはんを食べて,湯野上温泉駅舎に向かった。茅葺き屋根が周りの自然と相まってとてもいい雰囲気だった。中には囲炉裏があって暖かったし,駅舎の隣には足湯もあってよかった。

 湯野上温泉駅舎を出て,塔のへつりへ向かった。また素晴らしい風景が広がった。流れる川も鮮やかな緑の色で綺麗だった。向こうの岩?まで橋が架かっていて渡れるんだけど,渡るときに揺れて少し怖かったけど,楽しかった。やっぱりここも紅葉がとても綺麗で,絶景だった。

 次は大内宿に行った。茅葺き屋根の建物がずらりと並んでいる町だった。お土産屋さんや食べ物やさんがたくさんあって,まんじゅうとかおでんとか色々食べ歩きができてとても楽しかった。もっと時間があればカフェとかに入ってゆっくりしたいなとも思った。そのぐらい気に入った所だった。

 大内宿を回って,近くにある蕎麦屋さんに行って蕎麦打ち体験をした。蕎麦打ちは初めてだったから難しかったけど,楽しかった。蕎麦を包丁で切る時が一番緊張したし難しかった。自分で作った蕎麦をその場で食べれるからもっとおいしく感じた。一緒に出てきた天ぷらもおいしかった。

 福島に行ったことがなかったから、不安も期待もあったけど、ツアーに参加してよかったと心から思った。いい天気だったし、紅葉がきれいな時期だったからもっとよかったのかもしれないけど。新潟からだと近いから、春になったら桜を見にまた行きたいと思ってる。

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