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2016年10月JETスタディツアー参加者レポート12

名前: ジョスリン・レビグ国籍: アメリカ

 まず最初に、このようなすばらしいツアーを企画してくださった国際課のみなさんに心から感謝申し上げます。二日間の計画は本当によく練られていて、常に次に何が起きるのかなとわくわくしていました。

 三か月前に福島に越してきたとき、私は仙台や東京などあちこち他の都市に旅行で行きました。でも、福島の周辺で、どんなことが見どころなのか全く見ていなかったように思います。このツアーは県北エリアについて知るのにいい機会だったので、申し込みました。でも、ツアーについて語る前に、私はこの地についてどんな先入観を持っていたかお話ししたいと思います。JET(ALTを派遣する機関)から、赴任地が福島だという通知が来た時、私は何と言っていいかわかりませんでした。5年も時が経過して大した情報も入ってこなかったので、正直に言うと原発事故のことも忘れていました。でも、検索エンジンで福島の名前を入れると、そこには原発事故の情報しか上がってきませんでした。事故とは別に、福島県それ自体の情報を探していたのに、これはかなり衝撃的でした。これから住もうという場所について理解しようしていた私にとって、これはちょっと不公平な気がして、いらっとしたのを覚えています。それに、もし心配性の私の母が同じように福島を検索したら、なんというでしょう?メディアは完全に、リンゴ、桃、幸せな人々のイメージを恐怖のメッセージと置き換えてしまいました。自分がここに住んで、福島には活気があり、健康的な場所であることを伝える使命があることを知ったのは、その時、その場所でした。

 最初の訪問地JA直売所で、やかな農産物の色を見たときが、まさにそうなのです。近くの食糧品店でよく農産物を買い、品質も良いのですが、ここは、更に高い品質なのです。そんなに素晴らしい農産物を住まいの近くで買える事が分かり、とても嬉しいです。その後、みちのく果樹園でリンゴ狩りをして、除染状況や果物の安全性を保障するための検査状況を学びました。これこそが、福島をオンラインで検索する時に知りたいことなのです。
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 みちのく観光果樹園の後で、土湯温泉バイナリ発電所を訪問して、土湯温泉が、周辺地域に地熱エネルギーを利用して電気を供給しているのを学びました。二日目に、復興努力と放射線の実態を知るために環境創造センターも訪れました。学んだことをもっと多く書くことも出来たのですが、全体的な印象が最も重要な伝えるべきメッセージだと思います。福島県の人々には、真心があります。苦難を乗り越えた人たちです。福島県を守るために、チェンジを恐れていません。福島は、2040年までに、自然や再生可能エネルギーで100%のエネルギー提供を達成するというゴールがあります。災害の後、全ての原子力発電所を閉鎖しました。それが、人々を守ることが、原子力エネルギーの利用よりも大切であることを示しています。
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 このツアーを通して、様々な体験を初めてすることができました。流し素麺を食べ、初めての温泉に行き、こけしの絵付けをし、浴衣を初めて着ました。全部、1週末で体験したのです。そして、一番感銘したことは、福島のハートを見たことです。参加させていただき、有難うございました。

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