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2016年02月JETスタディツアー参加者レポート19

2016年02月ツアー参加者19

名前: エマ・ウィルソン(イギリス)

 私は2月のツアーは、私が参加したツアーの中でも一番だったなって思います。私は以前相馬や南相馬を訪れたことがあり、去年の夏は野馬追祭りも見に行っています。だから、今回この地域とその歴史についてより学ぶ機会を与えていただいて、心から感謝しています。侍の格好をさせていただいたのも本当に楽しかったです。こんなのを全部身に着けてちゃんと馬に乗るなんて想像できませんし、40度の炎天下の中これをする野馬追の侍たちを心から尊敬します。

 苺狩りはまるでご褒美でした!コンデンスミルク付きだなんて、あたまい~い!去年もこの農園の苺狩りにきていました。津波の水がどれほど遠くまで来たのかということを聞いたときはショッキングでした。また、震災時被災者に苺を配ったという話を聞き、人々の回復力と優しさに敬服するばかりです。 

 相馬メモリアルセンターは、ツアー参加者全員の心の琴線に触れたと私は思います。やりどころのない写真をみると、震災の悲劇がいやがおうにも思い起こされます。震災時の被害者の数や統計などはよく耳にしますが、それとは違って写真は家族や愛する者がいる人、幸せな思い出がある人にとっては直接結びつくものです。これらをみて、動揺しないでいるとか心動かされないということはできないでしょうが、いつかこれらがメモリアルセンターにあることで思い出されたり誇りに思われたりすることが重要なのです。

 翌日は、福島の美しい山々を楽しむ機会に恵まれました。コンディションは最高で、スキーのインストラクターもつくという贅沢さ。あまりにも楽しかったので、絶対また今度来ます。

 最後に寄った場所は、私にとって一番目を見開くような発見のあるところでした。福島の放射線状況に関しての説明は非常に明確でしたし、私がこれまでに受けた説明の中で一番理解しやすかったです。安心しましたし、ここで何が起きているのかもっとほかの人に私も説明できるようになりたいと思いました。除染センターが私の一番心に残ったというのはそういうわけです。

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