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2016年02月JETスタディツアー参加者レポート05

2016年02月ツアー参加者05

名前: アビゲール・ローゼン(アメリカ)

 2月のJETツアーに行くまでは私は南相馬には行ったことがなかったので、私は県のまだ見ぬ土地を体験できることがとても楽しみでした。私は相馬野馬追の甲冑着体験やソーラーアグリパークから、歴史や文化について楽しく学びました。

 中でも心に残った一つは、メモリアルセンターの視察でした。私は以前にも津波の爪痕のわかる似たような動画を見たことがありますが、実際にそれが起きたところでそれを見るのと、実際に被害を受けた人から話を聞くことは、それとはまったく違う体験でした。会津に住んでからは、(会津は地震による津波の影響はあまりなかったけれども)ほかの地域に及ぼされた影響を見ることは私にとって意味のあることでした。私は福島の復興に取り組む人々に多いなる敬意を感じました。

 私の中で特に興味深く感銘を受けたことは、震災後に和田苺農園が非常に早く再園したことと放射能が苺に影響することはなく、苺が人体に及ぼす危険がないといち早く彼らが判断したことです。土壌の代わりにココナツの皮で植物を育てるなんて聞いたことがありませんが、周囲からの余計な心配を取り除くためにも、賢明なやり方だと思いました。農園が彼らの温室を再建し、再び植物を育て始め、震災後わずか10か月後に再園したという事実に、私は深い畏敬の念を抱きますし、これはまさに福島の迅速かつ効果的な復興の歩みを示しているといえます。

 このスタディツアーを通し、私は南相馬の文化と歴史についてたくさん学びました。一人で行って学ぼうとしても、学べなかったり体験できないであろうことがたくさん学べる機会が得られたことが本当にうれしいです。次回もぜひスタディツアーに参加したいですし、この先福島県についてもっと学べることを楽しみにしています。

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