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第04回:オーガニックコットン・プロジェクト

 ツアーの2日目の朝、私たちはいわきにあるオーガニックコットンセンターを訪れました。そこでNPO法人のザ・ピープルによる「オーガニックコットンプロジェクト」についての概要説明を受けました。いわき市では耕作放棄地が多く、それに加えて地震・津波および原発事故の影響で、農業をやめてしまう方々が少なからずいました。そこで、ザ・ピープルが放棄された農地の可能性を見いだし、津波の塩害にも強いオーガニックコットンの栽培をはじめ、ボランティアや地域に住んでいる方々にも栽培の協力をしてもらっているとの話を聞きました、収穫したオーガニックコットンは、Tシャツや人形作りなどに活用されています。

 説明を受けた後、私たちは実際にオーガニックコットンが栽培されている畑に移動し、コットン収穫体験ができました。

 収穫体験の後、事務所に戻って人形を作りました。人形を作っていた時に、震災後避難してきた方々が私と同じように人形を作り、団らんの時間を持っているという話を聞きました。人形作りを通して私はまるで現地の人々に繋がっているように感じました。被災された方々の気持ちを少しでもわかるような機会を与えてくれたことに感謝します。

 福島では、このような画期的な復興プロジェクトで現地の人たちの元気な姿を世界中にアピールしつづけることで、いつかきっと、その前向きな感情や情熱は世界に届くでしょう。きっとまた、福島県民には花のような美しい笑顔が戻ってくると私は信じています。

 (投稿者:ビビアン)

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