第02回：とまとランドいわき

　農業総合センターを後にして、我々は次の目的地――とまとランドいわきへ出発した。

　とまとランドいわきの栽培温室は、施設園芸のメッカであるオランダの技術によって建設された総面積は２３，６６４平方メートルの温室である。

　敷地に着くと、我々はトマトを栽培する巨大な温室に案内されることに。時折（トマトの花の受粉を担う）蜂を避けたりしていたが、それもまた一興である。

　とまとランドいわきは、震災時ごくわずかな被害しか受けておらず、加えて放射線物質による被害も極力抑えられたため、施設が県内企業では比較的早く立ち直り、事業を再開することができたという。また、直売所やインターネット販売に注力した結果、施設の売り上げは震災以前に持ち直したどころか、震災以前よりも売れたと嬉しい悲鳴をあげている。

 　施設の紹介を聞いた後、我々はトマト狩りにも挑戦し、食べ頃のおいしい果実を思う存分に頬張っていた。
 

　最後に、この場を借りて施設を案内して頂いたスタッフに心よりお礼を申し上げます。

（投稿者：ウィリアム）