JETスタディツアーの最初の訪問先は福島県農業総合センターでした。センターでは農業支援、技術開発、農業教育、農水林産物の安全性の確保などを中心に取り組んでいます。一人のスタッフが温かく迎えてくれました。施設についての説明を受け、センターは5つの機能を有しているのを知りました。技術開発/企画調整、地域農業支援機能、先進的農業者育成・支援、食の安全・環境にやさしい農業支援、県民との交流・情報発信などが農業センターの主な役割との話がありました。 センターについて説明を受けた後、会議室に移動し、センターの農林水産物の緊急時環境放射線モニタリングについてのビデオを見ました。モニタリング検査の対象になるのは福島県で生産される農林水産物で、野菜・果実、魚介類、山菜類、肉類など様々。ビデオではモニタリングを行う農産物の収穫など検査の経緯の様子がわかりました。その後、私たちは実際に検査が行われている分析室を見学しました。特に驚いたのは検査器の値段で、なんと1台は2千万円もします。検査に使うのはゲルマニウム半導体検出器という機械で、センターには10台もあります。検査結果については、センターのスタッフ一同ができるだけ早く正確な情報を公開するように努めています。センターを訪問し、福島県による農林水産物の安全確保のための取り組みについて学ぶことができ、スタディツアーの最高の幕開けとなりました。 (投稿者:ビビアン) |
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