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第05回:喜多方珍道中

 これまで何度か喜多方市に足を運んだことがある。
 そのほとんどが、SL列車に乗るためだった。
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   時代を感じる蒸気機関車(SL)                            喜多方市の玄関である喜多方駅

 JETツアーのおかげで、いつもと違うアングル喜多方市を満喫することができた。

 ガイドブックによると、喜多方は蔵の町で、蔵の数は日本全国第一位だったとか。
 しかし喜多方の蔵が観光のためにつくられたものではなく、現在も人が住み、使い、暮らしのうつわとしての役割を果たしているという。
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 おたづき蔵通りは名前通りに蔵が特徴的      路地裏に入ると、年季の入った蔵がズラリ

 おたづき蔵通りはまさしく喜多方市の蔵文化の集大成とも言える存在。
 旅行客が何気なく入れるお店「馬車の駅」や、
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    洒落た名前だと思いきや….                              本物の馬車が来た! 

 喜多方ラーメンのスープに重要な醤油と味噌を提供している老舗「金忠」、
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   180年以上の歴史を誇る老舗 

 そして一番印象に残るのは「モーツァルトのお酒」で有名な「小原酒造」はまさに代表的存在である。
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       「小原酒造」の正面玄関前       実はこの酒造に、とんでもない秘密が!

  なんとここでは、クラシック音楽を聞かせて発酵させた日本酒を製造・販売している!
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        モ、モーツァルト?          モーツァルトもびっくりに間違いない 
 モーツァルト本人もびっくりのチョイスだろうが、味は確かな逸品だ。

 喜多方はなぜ多くの蔵が建てられたのか。それには、いくつかの理由がある。
 まず、いまでも、酒蔵、味噌蔵として使われていることからもわかるように、醸造業を集中する喜多方では、蔵が最適な建物であったことがあげられる。

 また、蔵は、男たちの夢の結晶として、「四十代で蔵を建てられないのは、男の恥」とまでいわれ、喜多方の男たちにとって、自分の蔵を建てることは、情熱をかけた誇りの対象でもあった。
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    蔵は静かに家主の情熱と夢は語る    この一帯の蔵はすべて同じ人が所有しているという 

 なるほど、男の情熱と夢だね。
 今から頑張って、一生懸命働こう!
 そして、喜多方で「マイ・蔵」を建てようではないか!

(投稿者:徐)

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