バスに乗ってからまず向かったのは福島県農業総合センターだった。センターの施設用地は55.6haで、その中に約32.9haは圃場区で、約17haは施設区である。センターは5つの機能を運動し、福島県の農業振興の拠点となっている。その機能には、県民との交流・情報発信、地域農業支援機能、技術開発/企画調整機能、先進的農業者育成・支援機能などが主な要素となっている。 検査される試料は県内の各地から搬入される。分析に使われているのは10台のゲルマニウム半導体検出器(鉛で作っているから1台はなんと1.5トン!クレーン機を使って施設に設置されたらしい)。運ばれてきた試料を細かく切り刻んで、特種の容器に入れ、重さを測ってからゲルマニウム半導体検出器で測定される。試料が食品中の放射性物質の基準値(100ベクレル/kg)を超えると、その試料の生産地域の全ての農林水産物が出荷禁止となる。日本の食品中の放射性物質の基準値はアメリカとユーロッパより10倍厳しい。 分析結果は、すぐに公表し、ホームページの掲載などにより、広く公表されている。 (投稿者:ウィリアム) |
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