IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)第6次評価報告書によると、世界平均気温は工業化前と比べて、2011~2020年で1.09℃上昇したと報告しています。この観測値は過去10万年間で最も温暖だった数百年間の推定気温と比べても前例のないものであるとされています。
(図1)世界平均気温の変化
出典:IPCC第6次評価報告書
人間の影響が、熱波と干ばつの同時発生、火災の発生しやすい高温、乾燥、強風等の気象条件や極端な降雨や河川氾濫と高潮の組み合わせによる洪水をはじめとした「複合的な極端現象 」の発生確率を高めています。
気温の将来予測について、全く地球温暖化対策を実施しない場合は、今世紀末までに平均気温が3.3~5.7℃上昇すると予測されています。
(図2)世界平均気温の変化予測
出典:IPCC第6次評価報告書
また、福島県においては、全く地球温暖化対策を実施しない場合は、2090年頃には現在と比較して平均気温が5.3℃上昇すると予測されています。
(図3)福島県の平均気温の予測
(左:1981-2000年 右:2081年-2100年)
出典:福島県の温暖化影響予測報告書(平成28年3月 福島大学)
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