○ 福島県では、「2050年カーボンニュートラルの実現」に向けて県民、事業者、行政が一体となって気候変動対策に取り組んでいます。
また、令和7年7月に開催された「ラムサール条約第15回締約国会議」において、猪苗代湖が条約湿地として登録され、
水質や生物多様性の保全などの取組をさらに進めていくこととしています。
○ こうした地球規模の課題に対して、国内外の自治体と連携しながら取組を進めるとともに、本県の復興と共に脱炭素社会の実現や
豊かな自然環境の保全に取り組む姿、そして、その価値を世界に向けて発信することが重要であることから、
持続可能な未来づくりに取り組む都市や地域が参加する世界的ネットワークである「イクレイ」に加盟することとしました。
○ 持続可能な社会の実現を目指す全世界2,500以上の自治体で構成された国際ネットワークで27の地域に事務所・事務局が
あります。
○ 人々が健康で安全な生活を送り、温室効果ガス排出の少ない、持続可能な都市の未来を構築するにあたり、
自治体の役割はますます重要になっている中で、イクレイでは「地球規模での環境問題の解決には地域の自発的な活動の
積み重ねが欠かせない」と考え、環境問題の解決を目標に、地域の挑戦をサポートする様々な活動を行っています。
○ イクレイは、1990年に43カ国、200以上の自治体が集まりニューヨークの国際連合本部で行われた
「持続可能な未来のための自治体世界会議」として、誕生しました。
翌1991年にはカナダのトロントに世界事務局、ドイツのフライブルクにヨーロッパ事務局を設置し、
活動を開始しています。
2003年には団体の使命の範囲を公式に拡大し、名称を「イクレイ- 持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会
(Iclei–Local Governments for Sustainability)」に変更し、また、世界事務局をドイツのボンに移転し、
現在まで活動を行っています。
※詳しくはイクレイホームページを御確認ください。
福島県のイクレイへの加盟にあたり、令和7年9月9日(火)に県庁において加盟式が行われ、一般社団法人イクレイ日本・竹本和彦理事長から内堀知事へ会員証が手渡されました。
加盟式には、「学生の海外派遣によるカーボンニュートラル発信事業」において、10月にマレーシアへ派遣するふくしまカーボンニュートラルアンバサダー3名と環境省が同席しました。
知事は「イクレイへの加盟を大事な契機として、福島県自身がカーボンニュートラルの実現と生物多様性の保全という地球環境の問題に一層取り組んで行くという気持ちを新たにした」「東日本大震災・原子力災害を経験した福島だからこそ、県内の取組を国内、国外に発信することで「一緒にやっていこう」という思いが広がることを期待している」と述べました。
1 日時 令和7年9月9日(火) 10時00分~
2 出席者 福島県知事 内堀 雅雄
一般社団法人イクレイ日本理事長 竹本 和彦 氏
環境省福島地方環境事務所長 名倉 良雄 氏
ふくしまカーボンニュートラルアンバサダー 小島 彩也乃 さん
塩田 優莉 さん
仁野平 未來 さん
3 次 第 (1)会員証手交
(2)歓談
(3)写真撮影
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