◆ふるさとの祭りについて
福島県では、震災後の平成24年に「地域伝統芸能全国大会(愛称:ふるさとの祭り)福島大会」を開催し、
県民に大きな感動と勇気を与えた大会の意義を引き継ぎ、震災からの心の復興を図ることを目的とした県版
「ふるさとの祭り」を平成25年より開催しています。
令和5年度は、出張公演に参加した4団体と、いわき市小名浜のアクアマリンパークで開催した「ふるさと
の祭り2023」に出演いただいた17団体の計21団体の芸能披露の様子を動画配信します。
動画をご覧いただき、「ふるさとの良さ」を改めて実感いただければ幸いです。
◆出演団体
上三坂やっちき踊り保存会(いわき市)
この踊は、別名「櫓こわし」ともいわれました。この名は別グループが踊っている輪の外で激しく踊り、その踊りの邪魔をしたことによります。きわめて躍動的な振りに加えて率直すぎる歌詞で踊られたことから、戦後急速に廃れてしまいました。昭和53年に、古風なナンバの振りが伝えられていることが中央の研究者の指摘で再認識されて復活しました。男女の駆け引きや出会いの場として踊られていたといわれています。
令和元年にはホノルルで開催された「まつりインハワイ」に出演て好評を得たほか、市内外で開催されるさまざまな催しにも出演しています。
また、地域の小・中学校や、保育所の児童・生徒にも指導し、令和2年には保存会員による唄のレコーディングも行うなど継承に力を入れています。