◆ふるさとの祭りについて
福島県では、震災後の平成24年に「地域伝統芸能全国大会(愛称:ふるさとの祭り)福島大会」を開催し、
県民に大きな感動と勇気を与えた大会の意義を引き継ぎ、震災からの心の復興を図ることを目的とした県版
「ふるさとの祭り」を平成25年より開催しています。
令和5年度は、出張公演に参加した4団体と、いわき市小名浜のアクアマリンパークで開催した「ふるさと
の祭り2023」に出演いただいた17団体の計21団体の芸能披露の様子を動画配信します。
動画をご覧いただき、「ふるさとの良さ」を改めて実感いただければ幸いです。
◆出演団体
浜菊会(いわき市)
かつていわき市の薄磯・豊間の両地区では、小正月に子どもたちが船主宅や事業主の家々を訪ね歩き、縁起のよい「安波さまの唄」をうたうとお年玉をもらえるという風習がありました。安波さまは、海上安全と豊漁をかなえてくれる神です。東日本大震災で甚大な被害があった薄磯では、「安波神社」が奇跡的に津波を免れました。また1月14日には、鳥小屋を作って正月飾りやお札を納めて焼きました。ここで鳥を追い、正月さまを送るためにうたわれたのが「鳥追い唄」です。 毎年3月には市立豊間小学校で芸能披露を行っているほか、希望者を募り「安波さまの唄」の継承活動も行っています。また、各種イベントや地元の公民館祭りなどにも積極的に参加しています。