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林業・水産業

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年8月13日更新

林業

 福島県の森林の面積は約97万3千ヘクタールで、県全体の約7割を占めています。全国で4番目の広さとなるこの広い森林を活用して、木材のほか、キノコや山菜などが生産されています。

枝打ち
枝打ち

林業生産額の割合(2007年)

生産額134億円、うち、木材64%、栽培キノコ34%、木炭・その他2%

水産業

 福島県沖は黒潮と親潮が交錯する海域であるため、良好な漁場が形成されています。

 東日本大震災の前年である平成22年の海面漁業生産量は7,900トンで全国16位、生産額は182億円で全国17位でしたが、現在は原子力発電所事故の影響で沿岸漁業が自粛を継続しているため、平成28年における生産量は4万8千トンで全国20位、生産額は79億円で全国29位と大きく後退しています。

 沿岸漁業は操業自粛を継続しているところですが、平成24年度から開始した試験操業を段階的に拡大しながら本格操業の再開を目指しています。 

 河川・湖沼では、サケの増殖事業やアユ、イワナ、ヤマメ、ワカサギ等の遊漁が盛んに行われてきましたが、原子力災害による出荷制限指示等の影響により、一部の水域で中止を余儀なくされています。

内水面養殖業では、コイやマス類の養殖が行われており、平成28年の生産量は1,615トンとなっています。このうち生産量が最も多いのはコイの1,059トンであり、全国2位の生産量となっています。

表 福島県の漁業の全国的位置

 

震災前(平成22年)

震災後(平成28年)

全国

福島県

全国順位

全国

福島県

全国順位

海面漁業漁獲量(千トン)

4,122

79

16

3,264

48

20

海面漁業生産額(億円)

9,715

182

17

9,619

79

29

海面養殖収穫量(トン)

1,111,138

1,459

27

1,032,507

海面養殖生産額(億円)

4,284

5

28

5,097

内水面漁業収穫量(トン)

39,844

372

12

27,937

51

25

内水面養殖業収穫量(千トン)

35,198

1,340

7

39,403

1,615

6

おもな魚種別海面生産量(平成28年)   単位:トン

おもな魚種別海面生産量(平成28年)