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第二沼沢発電所

更新日:2025年1月30日更新
インフラ施設紹介会津地方にあるインフラ施設

環境に配慮し、地下に建設された巨大発電所

第二沼沢発電所 Daini Numasawa Hatsudensho
最大出力460,000kWを誇る
揚水式発電所

発電所本館:天井の高さ約22m、奥行約100m、間口約25m

データ

施設所在地 福島県大沼郡金山町水沼
施設までのアクセス 磐越自動車道 会津坂下ICから約35分
お問い合わせ先 東北電力株式会社 福島支店
TEL:050-7787-1434
駐車場
トイレ
注意事項 見学の詳細は東北電力ホームページへ
https://www.tohoku-epco.co.jp/pr/visit/fukushima/okuaizu.html

第二沼沢発電所は、水をくみ上げて発電する揚水式発電所です。一般的な水力発電所は、ダムで貯めた水を低い所に落とすことで、その力を利用して水車を回して電気を作ります。一方で、揚水式発電所は、発電時に使う水を貯めておくための上池(沼沢湖)に下池(只見川)の水をくみ上げておき、電気が必要な時に上池から下池に水を放水させて発電します。これまでは、休日や祝日、夜間の電力需要の少ない時に揚水運転を行って上池に水をくみ上げ、電力需要の多い平日や日中のピーク時間帯に下池に放水して発電する運用が主でしたが、現在は日中帯に揚水することが非常に多くなっています。これは、電力需要の少ない時や太陽光発電が盛んな時間帯に上池に水をくみ上げて貯めておき、電力需要の多い時間帯に発電できるようにするためです。太陽光や風力といった再生可能エネルギーは発電量が時間帯や天候に左右されます。電気は使う量と発電量のバランスが取れている必要があり、再生可能エネルギーの発電量が増えたり減ったりした場合に備えて、余った電気を使ったり電気の不足を補う調整が必要となります。第二沼沢発電所は揚水発電という強みを生かし、再生可能エネルギーの導入拡大が進む中で必要な時に電気を供給する蓄電池のような役割を果たしています。

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