令和7年度第1回廃炉安全確保県民会議
開催結果
令和7年度第1回廃炉安全確保県民会議
令和7年6月10日(火)、令和7年度第1回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。
◆概要
今回の会議では、資源エネルギー庁から福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水・処理水対策の取り組みについて、東京電力から燃料デブリの取り出しの取組状況、ALPS処理水の海洋放出の実績・今後の計画、2号機燃料デブリの試験的取り出し(2回目)の取り組み状況について説明がありました。
会議の構成員からは、「出水期になり、大雨等への対策はどのようになっているのか」、「様々な情報発信を行っているが、情報の受け手はどのようなとらえ方をしているのか」などの質問があったほか、「廃炉を進めるうえで発生する高レベルの放射性廃棄物の処分や除染土など県外処分について、国が前面に出る必要がある」などの意見がありました。
◆議長まとめ
〇ALPS処理水や燃料デブリの試験的取り出し作業は予定どおり進められていることを確認できた。今後は除染土の処分の問題、ALPS処理水の保管タンクの解体など様々な作業があり、それらの先には、880トン存在すると言われている燃料デブリの回収という、長い時間のかかる作業が控えている。これからも安全を第一に気を引き締めて、取り組んでいただきたい。
〇情報発信について、原発事故から時間が経過し、関心が薄れる中で、情報が届きにくくなっていることは確かであると思うが、誰に向け、どのような情報を発信していくのか、また、どのような呼応があるのか、しっかりと見極めながら、情報発信に取り組んでいただきたい。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)