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【労働トピック】最近の正規・非正規雇用の特徴について

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年6月15日更新

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H27.8.18 最近の正規・非正規雇用の特徴について

 総務省統計局のホームページに、「最近の正規・非正規雇用の特徴」と題した分析結果が掲載されました。1990年に881万人だった非正規雇用者数は2014年に1962万人と2倍以上になり、非正規雇用への社会的関心はますます高まっています。この分析結果は、労働力調査で得られた結果をもとに作成されており、その内容の一部を以下にご紹介します。

  • 正規・非正規雇用者の特徴
     正規雇用は減少傾向、非正規雇用は増加傾向にあり、ここ数年は、非正規雇用の増加に伴い、雇用全体が増加している。
     男女別にみると、正規雇用者の約7割を男性が占め、非正規雇用者の約7割を女性が占めている。
     世帯主との続き柄及び年齢階級別にみると、非正規雇用者の男性の約5割は「世帯主」であり、うち約4割が65歳以上となっている。非正規雇用者の女性の約6割は「世帯主の配偶者」であり、うち約6割が35~54歳となっている。
  • 非正規雇用者が非正規の職に就いた理由
     非正規雇用者が非正規の職に就いた理由をみると、「正規の職員・従業員の仕事がないから非正規雇用の職に就いた者」は、非正規雇用者の約2割で、残り約8割は、時間の都合のつけやすさや家計の補助を得ること等を理由として非正規雇用を選択している。
     なお、「正規の職員・従業員の仕事がないから非正規雇用の職に就いた者」の約半数は、転職や追加の仕事を希望している。
  • 完全失業者が探している仕事の雇用形態
     完全失業者が探している仕事の雇用形態は、男性は正規雇用が多く、女性は非正規雇用が多くなっている。
    これを年齢階級別にみると、男性で正規雇用の仕事を探す者は25~34歳で最も多く、女性で非正規雇用の仕事を探している者は35~44歳で最も多くなっている。
    ※完全失業者とは、仕事がなく、仕事を探していた者で、仕事があればすぐ仕事に就ける者をいう。
  • 非労働力人口における就業希望者が望む雇用形態
     非労働力人口で就業を希望する者のうち、約7割が非正規雇用を希望しており、うち約8割は、女性の有配偶者となっている。
     また、女性の非労働力人口で非正規雇用を希望する者は、35~44歳で最も多く、次いで25~34歳で多くなっている。
    ※非労働力人口とは、15歳以上人口のうち、就業せず、かつ何らかの理由で求職活動もしていない者をいう。

 図表等を含む詳細な内容は、以下の総務省統計局のホームページをご覧ください。
 総務省統計局のホームページはこちら〈統計Today No.97〉

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